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滑り込みセーフのノルマ?達成!

2018.07.31 (Tue)
繁忙期になってしまったので、仕事と睡眠以外が出来なくなってきました。
こうなってくると日々が飛ぶように過ぎていくもので、気づけば7月の終わりに
差し掛かっていました。流石に、そろそろ割り出しの旬を逃してしまうので、
これはまずいぞと焦りの気持ちを抱きながらとうとう8月を目前としてしまい、
今日は相当腹をくくって割り出しに当たりました。

まず、GX50-Gの2サイクル目を割り出してみました。
まぁ、2セット目ですからそんなには期待をしていなかったのですが・・・・
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スーパー採れました(爆)

GX50-Gのメインラインの1メスは先日33頭程産んだので、
この21頭と合わせて、54頭も産んだことになります。
かつて無い爆産・・・・・・!!



この段階で、かなりきつかったのですが、
全部やりきってやろうと引き続き残りの新品ボトルのカウントダウンをしながら
割り出しを続行しました。
次に割ったのは、GX50-G×GX50でした。

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26頭も採れました(焦)
結果を十分期待できる数だと思います、これも爆産というレベルかと思います。


まだ菌糸瓶には余りがあるので、
今度は順昌の2サイクル目を割ってみました。
メインのメスです。
既に20頭以上採れているのと、順昌なので、
そんなに多くを期待はしませんでした。


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12頭採れました。
殆どが初齢で、まだ卵も2,3個あったので、
15頭位と思ってよさそうです。
これも、十分な数だと思います。

菌糸瓶が一瞬で無くなってきましたので、
ブリード仲間に連絡して、GX50-Gのインラインのもう1セットは、
セットごとあげちゃうことにしました(爆)

私の方では、ある意味GX50-Gよりも奇跡の系統である、
順昌をもう少し採りたいという気分があり、
順昌NLをもう1セット、これも2サイクル目を割ってみました。

その割り出し後の撮影は発送に追われて行いませんでしたが、
13頭採れました。

今年は、届いた菌糸瓶の内の数本の状態が悪かったため、
10本弱の菌糸瓶を捨てました。
約190本程度の菌糸瓶を追加注文した分と合わせノルマとして、
あと1本が余っているというジャストな頭数を得る事が出来ました。

卵で割り出したものは、採卵セットのケースに、
マットと一緒に戻しているので、
1週間もすればケース底に幼虫が見られそうです。
その内期待できるラインの取りこぼし幼虫を残りの1本に入れて、
今年度の採卵・幼虫割り出しについてはノルマ達成です。

なんとか、7月の内に瓶に投入し切る事が出来ました。
もう、体中が痛い。。
結局、1日80本~90本に投入するという、
ラッシュ割り出しになりました。

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大変ですが、やはり割り出しは楽しくワクワクさせてくれるので、
それなりにホペイブリードのスイッチをもう一度押してもらうことができました。

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沢山幼虫が見られて、どれから取り出そうかという感じの割り出しはやはり楽しいです。
そういえば、一昨年か去年に、ある仮説を持っていて、
それでうまく幼虫の確保数を増やすことが出来ればブログで公開するつもりでした。
結構、好感触を去年今年と得られているので、
どこかで書くかもしれません。
今日は、もう肩があがらないので、
自分の毎年の記録の為の記事、ここまでにしておきます。。。
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GX50-G祭り

2018.07.30 (Mon)
GX50-Gがエライことになっています。
今日は6時に起きました。

明日は休みなので、多少はクワガタの管理が出来そうです。
今年は蛹化の時期から羽化の時期までが長く、
辛かったので、自分のことがロクに出来ていません。
採卵セットも、割り出しについてそろそろ焦りを感じ始めたので、
明日のお休みにでもスパートをかけ割り出しをする予定ですが・・・
前回、1回で90頭弱の交換をした結果、
体中が痛くなる(当たり前ですね)という災厄に見舞われたため、
今回は少し分けてみようと。

まぁ、それで今日は気軽にGX50-Gの2ライン目を割ってみよう、
そんな感じで早起きをしてみた訳です。

2017年度誕生のGX50-Gのインラインを行っている方は、
私を含め2名しかいらっしゃいません。

GX50-Gのオスを単品で持っている方は他にもいらっしゃいますが、
メスが5頭しか採れず、そのうち1メスをプレゼントし、
4頭のうち、また1頭を先に述べたもう1人の方へ贈った為、
私のところのストック♀は3♀でした。
その内1♀を麒麟と交配していただき、しかし種切れであったため、
GX50-Gの♀で我が家で交配できたものは2♀です。

もちろん、GX50-Gのメスにおいて、
少ない中から選別したとはいえトップ2のメスを、
インライン2代目として使用しています。

トップのメスからは、先日割り出しを行い、
1つのセットから30頭超の幼虫を得る事が出来ました。
また、このラインについては即採卵セット2セット目を組んだため、
これから10頭程度は採れてくる見込みです。

今日は2番手のメスのセットの割り出しを行ってみました。
まぁ、20頭弱かなぁ、という気分でしたが・・・

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合計33頭の幼虫を得る事が出来ました。

気軽に、軽いところから割り出すつもりが、
超重労働に・・・・
腰は痛いし、朝から疲れました。。。

この感じで行くと、GX50のインラインが80頭程度得られる感触です。
GX50-Gの一番お気に入りの個体については、
スペックではなく自分の好みとしてこれ以上の個体が出るイメージが持てない、
と感じたものでしたが、
その感覚はまだ引きずっているとして、
流石にこれだけとれると、でも親越えの個体はでるんじゃないか・・・・
なんて少し期待が膨らみました。


アウト交配法②

2018.07.28 (Sat)
顎についてはもちろんシルエット以外にも着眼し、親選別をしていきます。即ち、この話題で述べる親虫とは品評会等で高評価を得る虫というよりは、「高評価を得る虫を出す可能性を持った親虫の要素として私が着眼しているもの」というように幅を絞っていきたいと思います。今回は、顎先のかみ合わせについて言及していきたいと思います。

私は、顎先のかみ合わせに約10年前から着眼し選別を重ねてきており、2015年に更にきっかけを得て、顎先のかみ合わせについてはそれ以来更に重要視するようになっています。顎先が入るとか、そういうことではなく、顎先が合うかどうかです。アウト交配でオス親を選別する際は、先に述べたシルエットの相性も良く考えるようにはしていますが、何よりも優先しているのは、実は顎先のかみ合わせかもしれません。

顎ずれについては、顎幅の測り方以上に個人差が激しいと感じます。成虫を購入する際に、「これは顎ずれがあります」と記載があるものには大抵大きな、1mmから2mm程のずれがあるものですが、顎ずれ有りと記載されていなくても、私にとっては顎ずれ個体という認識のことが多々あります。先日もある種を遊びの為に購入し、期待が大きかったため「顎ずれじゃねーか」と思ったものですが、冷静に考えてみると、「ものすごく極わずかな顎先ズレなので、これは別に顎ずれ品ではないなぁ」とも思いました。私が「顎ずれ」と思っている個体達の内の50%は、一般的には気にされていない水準のグレードダウンのようです。雑な表現をすれば、私の「これは顎ずれだな」という個体の半分は、「ド完品です」と出品したりしてもクレームを貰わないものだと感じることが有ります。そういうことはしませんが・・・・少なくとも、私は顎先の合わさりについては、過剰に敏感な飼育者であるようです。それに比例するように顎先のかみ合わせについては厳しく親選別をするようにしています。

ず~っと昔、無血統兵庫県川西市産のみをブリードしていた頃は、顎先のズレなどという概念そのものを持ち合わせていませんでした。その後、ホペイに徐々に足を突っ込みだしましたが、江西省の複数産地を育てていた頃も顎先については無頓着でした。最初に顎先の合わさりを気にし始めたのは、福建省順昌73Cを導入した時です。導入個体は75mm、頭27.3mm、顎6.1mmと当時では極太であり、綺麗な円弧を描く顎が特徴的な迫力重量級個体でした。その個体の画像が残っていないのが残念です。憧れの順昌を初めて購入した1頭でした。成虫については、大きさ・太さだけでなく、その均整の取れたフォルムに満足でした。当時の私にとっては、親としては”ほぼ完ぺき”という感覚を持たせてくれる個体でした。しかし、完璧という言葉を使うには”ほぼ”が気になるところです。どうにも、微妙に残念なところがあり、それが顎先の合わさりでした。恐らく、0.1mm程度の顎先のズレであり、顎先がビタッと合わさらないだけで、ずれているのかというと、自然のものはそういうものでしょうと言っても全く不自然ではない微細なズレでした。そういう、顎先のかみ合わせの悪いものが国産:兵庫県川西市産からは出なかったため、概念として持っていなかったようでした。

その順昌の親オスを手にしながら、これから次世代を採り、同じような形を作り、顎先がビタッと重なればそれこそ本当に完璧なのではないかという夢を持って繁殖に当たりました。国産兵庫県川西市産では顎先がズレた個体はいなかったのですから。ところが、次世代においても、顎先がびみょ~~~~~にずれる。蛹の段階では、ビタッと重なっており、蛹の段階でずれている個体はゼロでした。羽化し、頭を持ち上げるまでに顎を重ねている間があります。この間は、顎は交差しており、必ずどちらかが上になるようになっています。その結果、上に乗った顎が上に、下にあった顎が下に本当にコンマ1mmのレベルでずれるのです。特に、その順昌系統は、顎先が針のようにとがるため、薄く、かみ合わせが微妙に悪くなったのです。

そういう個体群の中でも、顎先をビタッと合わせてきたものが1頭いました。これが、更に次世代の親になった訳ですが、その購入から1代目の顎先ビタリで仕上がった個体のカッコ良さ、与えてくれる所有感、満足度はとてつもないものがありました。つまり、私は、良い個体を出す云々の前に、顎先がビタッと重なると、顎が完全左右対称になり、美しく見えることから顎先の合わさりに拘り出すようになりました。

さて、我が家の順昌、TP:Eは顎の先端やエッジが鋭い個体が多く、中々顎先がビタリになることはありませんでした。ですから、まず蛹の時の顎先修正は正確に行うようにしており、のみならず、羽化後に2段構成で顎先を合わせるようにしていました。まず、羽化直後、まだ顎が下を向いている段階で、どちらの顎がどちらになっているかをボトルにメモするようにしていました。「左が上」なんて書いておいて、今度その個体が頭を持ち上げるタイミングで、顎の乗っかりを逆にしてあげる訳です。左が上と書いた個体なら、右が上になるように組み替えて上げる。更に、その後成虫の顎基部が色づきだしたころから顎先をバンドエイドで固定し、顎先が完全ビタリになるように仕上げていました。この顎先の仕上げの手間と難しさは、正直蛹化の補助と同等に難しく繊細な作業です。が、ちゃんと行ってあげると、気に入った個体が更にワンランク上に見える仕上がりの良さになります。

その顎先の調整を、今年は行っていません。何故なら・・・・この顎先への細かい拘りが、実は血統を磨き上げるうえでも効果的であったのではないかと感じ始めたからです。顎先の修正を行いながら、「虫って右利きや、左利きがあるのかな?」なんて思ったことが多々ありました。何度も顎を見ながら、左右どちらが上にくるか分からないような左右対称な蛹でも、右が上であることが多い系統があったり、左が上であることが多い系統があったりします。顎については、もしかしたら肉眼では見えないレベルでのずれが蛹の時にあったのかもしれません。顎の太さが違い、重さがちがったのかもしれません。が、もう一つ気になるのは今回の話題ではありませんが、内翅についても同様のことが言えるということです。内翅も、伸びながら、上に重なるかが決まってきます。顎の先端のズレは、そういう顎の”癖”を良くも悪くも反映しているのではないか、と思い始めました。

さて、確信を持ち始めたのは2015年、TRSという血統との出会いです。TRSという血統には、本家から頂いたものにおいては顎先のかみ合わせ悪いものは見ませんでした。また、TRSをアウト交配した我が家の個体群についても、顎先がわずかにズレたものは出ず、顎先がビタッと合わさるかみ合わせの良いものばかりが出てきました。今まで行っていた面倒な修正作業をしないでも、顎先がビタッと合わさってくれます。また、このTRSのアウト交配においては、顎がバカっと開いた蛹も出てきました。顎がバカっと開いてしまっても、なんと顎のかみ合わせはビタリとしたものでしあがってきました。特段太くなりやすかったTRSですが、不全が出なかったのにはこのような背景があるようです。まず、これが2015年に得たきっかけで、顎先が合わさりやすい血は間違いなく存在する、と感じた訳です。

つまり、今年羽化後の顎先の微調整を行っていないのは、
その個体の持つ力だけで、どれだけ均等性が成されているのかを、
確認したいという気持ちになったからでした。

TRS50蛹時
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より、蛹を見れるようになったと感じる今年度に、
より厳しい目で見ても、完璧な仕上がりの顎開き蛹です。
エリトラが、きちんと体を巻いており、
顎が均等に開いたことにより、
中脚が顎の間に間に両方綺麗に入り込み、外翅も圧迫されていません。


さて、更に確信を持たせてくれたのが、2017年度羽化のGX50-Gです。このGX50-Gについては、兎に角蛹が左右対称のド完品で仕上がってくるのが特徴でした。顎幅が6.7mmを超えてくるクラスについても、左右の非対称性や、顎先の離れもありませんでした。顎先が離れた蛹は、蛹の迫力はあるのですが、羽化すると顎幅数値は期待よりやや細くなるように感じます。顎先の離れが小さいほど、太い蛹が太い成虫で仕上がってくるように思います。今年2018年度においても、特級の顎の太さを持った蛹については様々な補助をしています。が、2017年度のGX50-Gについては、蛹の補助をしたものは0頭でした。同様の顎幅数値を出してきたラインで、昨年はGX48A-KWというラインがありましたが、これは顎垂れが結構起こりました。GX50-Gの最上個体の蛹については、蛹化に立ち合えたのですが、その変化の面白さに唸りました。

まず、幼虫の頭部が割れ、蛹の頭が出てき、顎が抜け、皮が全部脱げるまでは他の系統群と同じような変化をします。しかし、そこからが大きく異なっておりました。蛹の腹部がぎゅっと縮まり、体液が頭部に寄り、頭や顎が膨らみ始めるときに、顎がやたら上方を向いて膨らんでいくのです。そのうち、膨らんだ顎が時間をかけて、下方に落ちていき、普通の蛹と同じような形になります。また、蛹の膨らみ方についても他の系統群とかなり異なった変化をしているようでした。他の系統については、どんどん各部が太くなりながら膨らんでいくような変化でしたが、GX0-Gについては、膨らむ前に蛹の形ができるという印象でした。蛹の翅や足がきちんとしあがってから、急速に顎が膨らんでいくという変化でした。これがどのようなメリットを持っているのかについては今年まで分かりませんでしたが、少なからずこういう変化が蛹をより変形の少ない形に仕上げ羽化率や良形率を上げるような気はしました。

決定打は今年度、2018年度でした。今年、顎が太い個体が多く出ましたが、結果、顎が太い故の弊害についてもより深く学ぶ事が出来ました。特に、なぜ極太はそんなにも羽パカになりやすいのかについては、一定の仮説を持つ事が出来ました。蛹の顎の重さがネックなようです。蛹の顎が太いと、厚みも相当であるため、顎が垂れ下がります。これが、中脚を下方に圧迫します。結果、中脚に密着している外翅が伸び切れず、仕方なく横に広がるようになります。ここまでいくと、もう完品羽化に支障が出てきます。こういう外翅の膨らみを持った蛹は、他者の極太についても当てはまるのではないかとネットを徘徊し極太の蛹を見まくりました。結果、極太の蛹は高確率で厚い顎が外翅を圧迫し、羽が横に膨らんでしまっているものが多く見られました。オオヒラタについても同様で、分厚い顎が外翅を膨らませてしまう例が見られました。今年は、外翅が圧迫されても大丈夫なように、蛹化補助を多く行いました。結果、放置でも7mm中盤までが完品で仕上がってきています。ただし、こういうことをしなくても完品で仕上がってきているものがおります。

それらの蛹化の様子が、羽化した後に顎先をしっかりと合わせてくる個体達と繋がり、なるほどそういうことかというところに至っています。超極太の蛹になっても、補助無しで楽々羽化してくる個体達の蛹は、以下のような特徴を持っていました。

① 顎が膨らむ前に体が膨らむ(GX48A-KC)
② 顎が上方に向かって立ち上がるように膨らむ(GX48A-KC)
③ 顎が左右完全対称に開く(GX50-X、GX50-V)
④ 顎先がくっついてから膨らむ(GX48A-KC)
⑤ 顎の太さに左右の差がほとんどない(GX50-X、GX50-V)
⑥ 顎の厚みに左右の差がほとんどない(GX50-X、GX50-V)

TRSもそうでしたが、顎が開いても、顎のかみ合わせがばっちりな成虫が羽化してきた訳ですが、顎の開き方は左右完全に対象でした。どちらかが垂れているとか、そういうことが有りませんでした。GX50-G、GX50-V、GX50-Xには、全て同じオス親を使用しているのですが、この♂親の顎先のかみ合わせも完全にビタリでした。

上記顎①から⑤につなげて考えるに、
オス親の顎先のかみ合わせが良いものについては、
変態時の様子観察をしなかったとしても、
以下のような強い変化を予測できそうです。

何故顎先がビタリとあわさっているかというと・・・・
① 蛹の顎が後から膨らむことにより体の歪みが生じなかった
② 顎が上方に立ちあがるように伸びたことにより体幹に悪影響が無かった
③ 顎が左右対称に開いたことにより体幹に不均等な力がかからなかった
④ 顎先がくっついてから膨らんだことにより、エリトラが圧迫されなかった
⑤ 顎の太さに左右の不均等性が無かった
⑥ 顎の厚みに差が無く、左右に不均等な圧力がかからなかった

さて、2017年度、高い完品率について、「蛹のバランスを整えたからではないか」という言葉を頂きました。これは結構深い指摘であり、シンプルに人工蛹室で管理をしきったという表層的な見解にとどまらない指摘でした。人工蛹室に移し、横にティッシュを挟み人工蛹室の左右のバランスを蛹に合わせ、前蛹を完全水平垂直にして蛹化させたことにより、完品率が高かったのではないかという指摘でした。今期も、そのような処置を行いましたが、やはり完品率は高いです。が、今回第2弾とさせていただいてる「アウト交配法」については、そういう処置を行う必要性が少ない個体がいるとしたらという勘店をもって執筆していることについてはブレたくないと思います。即ち、上記人為的に行っていた「蛹にかかる圧力のバランスの均等性」を、初めから個体の強みとして持っているものがいるのではないか、というのが今回の記事の趣旨です。そういう、蛹化力の高いものは、蛹の左右均等性が高いので、それを成虫の仕上がりから読み取れるのではないか、特に長く伸びた体の一部の先端である顎先がビタッとかみ合わさっているものは、そういう均等性を持っている個体である確率が高いのではないか、ということが今回の記事の趣旨です。


思い返してみれば、おススメ頂いた上級ホペイについて、
「この個体って、顎先、閉じたとき、ぴったり合わさりますか?」
「で、この個体の兄弟たちって、顎先合わさってますか?」
「で、その個体達って、放置で羽化させても顎先合わさってますか?」
「ほうほう、で、このラインの蛹って顎先開きやすいですか?」

ここまでストイックに質問をしていたりします。
自分で振り返ってみて、ヤバいな、と思います(爆)

「この個体って、顎幅、最短で何ミリですか?」
「で、この個体の兄弟たちって、顎太いの多いですか?」
「で、その個体達って、放置で羽化させても極太完品で出てますか?」
「ほうほう、で、このラインの極太率はどれほどですか?」

なんていう、ホペイの系統についての質問有る有る並に、
聞いている・・・・ということに、今日この記事を書きながら気づきました。

さて、我が家には現在、8頭程度の顎幅7mmクラスを来年のストックとして確保していますが・・・・・この中で、6頭が顎先をビタリと合わせてきています。極太を狙われている方であれば、7という数値よりも、6.7mm超えで、顎先がビタリとかみ合わさっていることの難しさをご理解くださる・・・・のではないか・・・・と思っています。

筆末にはなりますが、顎の細いものは顎先を簡単に合わせてくるので・・・・そういう強みがあると識別できるのは、比率にもよりますが、とりあえずサイズを問わず、顎幅6.5mmを超えてくるところからかな、と思っています。そんなに簡単に極太で仕上がりの良いものは手に入らないので、私は、顎ずれに妥協するより、顎先の合わさりを取るようにしています。

アウト交配法①

2018.07.23 (Mon)
そういえば、去年、2018年度の交配が上手くいけば、アウトの交配法を紹介する予定でした。アウトの交配においては、物凄く様々な要素を考えて交配する為、全てを書ききれませんので、好評であれば続編を、不評であれば、氷山の一角だけお見せして終わろうと思っています。文字だけのブログになりますので、他者の飼育環境や観点に興味があるコアブリーダーの方なんかには一定興味を持って見て頂けるかもしれませんが、成虫を沢山見たい方にとっては退屈な記事だと思います。また、全てを記録すると恐ろしく長い記事になってしまうので、湿度や温度や添加や菌糸の粒子の荒さ等細か~い点には触れない予定です。とりあえず、再現性が高いものをご紹介してみたいと思います。

私が交配で意識をする大分類的項目は、分かりやすいところであれば、顎の形状、オス成虫の平均的サイズ、縦横比率、肌質、縦幅等に絞ることができるものと思っています。細かいところでアウトで気になる要素は、100項目以上あるでしょうから、全てについて言及していくには2年はかかるんじゃないかと大袈裟ではなく思ってしまう程です。また、そういうのを無根拠な感覚で選ぶ場合ものあるので、そもそもこの手の話は正解が無いものであるとも思っています。ただ、そう言ってしまえばそこまでの話なので、出来る限り分類は簡素化し、一定結果を出した見解について記録を残してみようと思います。

今回は、顎の形状に焦点を絞り、現在の見解を自己満足的に残してみようと思います。顎の形状については、私は、狙いたい形状を使わないことが多いです。それよりも、顎の形状がマッチするかどうかという観点を持って組み合わせを作っています。丸顎と丸顎や、ストレートロングとストレートロングを掛けて、同方向性を狙いながらにして丸くなかったりストレートで無かったりする個体が出てくる率は結構下がってきます。丸顎と極太ストレートを交配した場合は次世代は本当にどうなるか分からないという感覚があります。極太と湾曲を交配し、極太湾曲を出したいという気持ちには大変共感できるのですが、少なくとも私のところではそのような交配において上手くいったことは稀です。それよりも、似たような顎シルエットを交配すると、いい所取りが出来ることが多いという印象です。

ちなみに、数値化すると、去年のアウトによるアタリラインの率は65%程度、今期のアウトにおける成功率は正確に80%です。では、似たような顎とはいったいどういうことなのか。現在私の中で脳内言語化できている範疇で表現をするならば、影絵にしたときの顎のシルエットが似ているかどうかということになりそうです。顎の内歯の形状や、うねり、水かきの発達、厚みなどは勿論気にして、親の組み合わせ選別を行いますが、それよりも、一番気にしていることは何かと問われれば顎のシルエットになりそうです。顎のシルエットについては、ほぼ完全に合致する程に拘って交配を組むようにしています。その代わり、内歯の体積や向き、顎の中盤の太さや面積、厚みについては先ずは考えないようにしています。

私は、アウトでは凄い個体を狙うよりも前に、外さない組み合わせという狙い方をします。その中で、超爆発を狙うことがありますが、それは基本的にこの2年は外しています。では、超爆発を狙わなければよいではないかということになるんですが、まぁ確かに損得で行けばそうなんでしょうが、そこを狙ってしまうのがブリーダーとしての病気なところなので、これはある種の不可抗力であると思い、この賭けにでる性分については一定諦めているところがあります。賭けは行いますが、固く抑えたい時に付いては、このように、顎のシルエット、特に外縁の形状が同方向性であるもの同士を掛けるようにしています。

楽しい夢いっぱいな交配は思いきりワクワクさせてくれるものですが、翌年のハズレ個体連発の現実には向かい合いたくないので、私は実は毎年の交配の8割は泥臭く地道な交配をしています。このAとこのBを足したらすげぇだろうなぁ、そういう感覚はかなりの昔に夢が多数粉砕したことにより消失しました。それよりも、この顎とこの顎の形状交配であれば、伸びしろが更に出来るのではないだろうか、そういう交配を行っています。つまり、一定狙っている形はあれど、こういう形が出るはず!と思ってブリードをしていることは振り返ってみればほとんど無いということになります。つまり、足し算的に形状を考えていないということと、数値を狙って叩き出すよりも、伸びしろを次世代で更に大きくするようなことを意識しているのかもしれません。

さて、この顎の相性について、まず一番信用できるのはオス親です。ですから、オス親については特に細かいことを気にしないで選出することにしています。別にF1でバラけが激しいラインであっても、気に入った形状であれば躊躇なく使うという方法を取っています。非常に神経をすり減らすのはメス親の方です。

私は、メスの選定に3時間程度を掛けることは珍しくありません。ただし、それはインラインでのメスの選別における取り組みです。アウトライでのメス選別については、インラインとは全く異なる観点で選んでいます。というのは、先に述べましたが、私は顎のみに照準を絞った場合、顎のシルエットが似ているもの同士を掛けたいと考えます。ところが、メスはオスとあまりにも異なる形をしているので、そのメスが似たシルエットの顎系質を有しているのかが大変分かりにくいものです。ですから、メスについては血の濃さを最優先してアウト交配をしています。いや、この表現は実は100%感覚に沿っていないように感じます。累代が浅くても、兄弟のオスの顎の形状の方向性がどれも似ている場合は、そういうメスを使うことが有ります。つまり、メスについては、このメスからは極太がでるかも!とか、デカいのが出るかも!ではなく、このメスは太いのを出すのかデカいのが出すのかは分からないけれど、でも、こういう顎形状の子どもはまず産むだろう、という形状の安定性を優先して選別しています。さて、一度平たくまとめてみたいと思います。

【アウトライン-顎編】
(1)気に入ったオス親を選出する
(2)そのオス親の顎のシルエットをよく観察する
(3)同様の顎のシルエットを多産しているラインのメスを導入する

つまり、例えば、円形の丸顎を狙いたいとすると・・・・・
(1)おお、この円形の顎、凄く美しい!なんていうオスを選別
(2)曲線部分が多いのか、角張って丸く見えるのか、そういうのを、
  外縁のシルエットに注目し、こういうシルエットの顎!と理解する
(3)そういう形状を多数出していそうなラインのメスを探す

こんな手順になっています。
上の例でいけば、従って、丸くてデカくて太い!とかいう欲張りを考えることはまず無くて・・・・それよりも、この雄と、このラインのメスをかけたのだから、太くならないかもしれないし、頭もでかくならないかもしれない、ディンプルもでるかもしれない、羽パカもでるかもしれない、と様々なネガティブ要素、失敗の想定をしても・・・・・”でも、顎が丸いのは絶対に出るだろう、どちらの血が出ても、良血統のネガティブ因子が発現しても顎が丸いのは出るだろう”という突き詰め方でアウトの親オス・親メスの選出を行っています。

ただし、これだけでは実に保守的なブリードをすることになり、流石につまらなさが極まってきます。そこで、私は、顎の伸びしろに注目するようにしています。顎の伸びしろというのも、これまた抽象的な表現しかできないのですが、私は、逆台形を狙ったり、ストレート包丁タイプを狙ったり、丸顎を狙ったりするときに、実は先述した内容と矛盾する用ですが、そのような形のオスを使わないことがこのところ増えてきています。最近は、丸くもなれるし、ストレートにもなれるし、角顎にもなれる・・・・そういう、中庸な顎形状のオスを親に使うことが増えてきているように思います。そのような何にでも化けられそうな顎を使うと、顎がパワーアップしやすいように感じます。恐らく、太く出たときに、どのような形にも転じられるために、蛹にかかる負荷も少ないのではないかと思われます。

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湾曲タイプに見えます。

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しかし、顎開きにすると、実は顎の幹の部分は、
かなりストレートで有ることが分かります。

この個体は、別に太く見えません。
これは、顎幅は最短で6.7mmでした。
ちなみに、頭は29.0mmでした。

GX50-Gの親であり、GX50-Vの親であり、GX50-Xの親です。この個体には、もちろん顎以外の要素もあり、それについて、今度、暇が出来れば書いてみようと思っているのですが・・・・如何にでも転じられる顎を使うことで、顎の形状の変化の柔軟性を活かしたり、顎の幅の数値を次世代でパワーアップさせるということを最近は考えるようにしています。少なくとも、今この画像を見ながら考えても、この個体を親にして、丸顎が出るイメージも湧くし、ストレートバズーカ顎が出るイメージも持てる、角顎が出るイメージも持て、長い顎がでるかもしれないし、短歯もでそうだと思えてしまうのです。そういう、どれを言われても、まぁ、出るんじゃない?なんて言えてしまうような絶妙な形状をした親・・・これを期待の出来るメスに掛けるというのが最近のアウト交配法の一つでした。

とはいえ、ここまで頑張って書いておいて、まだ顎のシルエットにしか言及出来ていないのが恐ろしいところです。流石に長文で疲れたので、続きはもしも気が向いたら。。

敢闘賞

2018.07.21 (Sat)
今期の種親の紹介です。
と言っても改めて紹介するようなものでもなく、
昨年ブログで公開しまくった最強のGX50-Gです。

GX50-G
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今年10頭前後の顎7mmを羽化させましたが、
それらを見た眼で見ても全く問題なく一軍であることを主張する親です。

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恐ろしいのは、この親から恐らく、100頭弱の幼虫がインラインで、
60頭弱が血の近いアウトラインで採れているということです。
また、この♂は、4♀にしか交配していませんので、
まだまだ披露しておらず、重たいままです。

現在しっかり回復させています。
スペックを凌駕して形状で語ってくる親虫です。

今年は、結局北峰のオス親は2頭しか使っていません。

GX50-G
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上のオスと兄弟なので確かに似ているなぁと頷かせてくれる個体です。
これの方が頭幅が小さく、28mm台です。
顎幅はこちらの方が勝っており、顎の体積も非常に大きな1頭です。

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こちらの方に、ややゆとりを感じる為、
強烈なメスはこちらのオスに当てています。
これからは、GX50とのアウトラインを1ライン採っています。
これはまだ割っていませんが、20頭位は取れるんじゃないかと思っています。

これらはよく頑張ってくれた、
今年の種親敢闘賞を上げたい個体達です。

また、今期は使用していませんが、
来年GX48A-KCの形状を、血の方向性を変えず磨くために温存している
種親がこちら。

GX48A
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究極のバランス、各部のカッコ良さだと思います。

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このようなバランス、形を大切にしながら、
来期以降形を更に磨いていきたいなぁと思います。

ここから先のおよその展望

2018.07.21 (Sat)
我が家の系統は、これまでアウトラインばかりでした。今年2018年度においては裏年のメインラインも作る事が出来たので、
ここからインラインも増やしていく予定です。ただし、インラインをやるにしても、いずれにしても狙っていくのは毎年のレベルアップや、毎年のポジティブな驚きです。優良個体の率には拘りたいですが、金太郎飴化するところまでは煮詰めないようにしていこうと思っています。親よりかっこいいかも!?とか、へぇ、こんな形もあるんだ!?なんていうのは、毎年確実に抑えたい感動です。

今年は何と、GX50のインラインが採れませんでした。採りたいというより、採った方がいいという損得勘定でインラインの交配を行ったのですが、これが空振りました。全然ガッカリせず、納得してしまったのが恐ろしいところです。そこまで入魂していたわけでもないですし、先述したように次世代を見たかったわけでも無いです。ただ、アウト交配で威力が高いラインのインラインを持っておいた方がいいなということで交配しており、内心楽しみではないブリードでした。あぁ、ここでGX50のインラインからは離れて、GX50-Gに専念しろということなのかな、と思いました。振り返れば、このように魂がこもっていないブリードは過去にもスカをくらっており、そういうことで失敗を回避してきたなぁと思い返せるところもあります。

GX50は確かに優良ラインでしたが、GX50から進化したGX50-G、GX50-X、GX50-Vは、GX50を凌駕してしまったところがあります。思えば、もともとのGXという血統についても、GX50、GX48Aの登場で卒業しました。今あの時のGXのインラインをやっていたら凄い個体群に出会えていたかというと、かなりの自信をもって現在の結果と照らし合わせればNOと言えるので、GX50も一つの通過点だったのかもしれません。

そういうことで、現在我が家の軸は、以下のような系統群となっています。

【表年】
①GX50-G(福建省北峰)
②順昌NL(福建省順昌)

【裏年】
①GX50-X
②GX50-V

うまい具合に絞り込めたものだと思います。
が、ここに忘れてはならない系統が5つ組み合わさってきます。

①50TRS
②GX48A-B
③K+350-A
④GX48A-KW
⑤GX48A-KC

つまり、これらをどのように系統分離交配的にアウト交配していくかが、
ここから先の面白さを担うカギになりそうです。
GX48A、GX48A-KC、K+350は表年の虫ですが、
今年は使用していません。来年、GX50系や、GX48A系に組み込んでいきます。
50TRSについては、今年のメインラインに組み込んでいます。

今季初の割り出し-ロケットスタート

2018.07.19 (Thu)
本日、今期初の割り出しを行いました。
変態の時期までは、交配意欲も高く、
メスについては我が家の産ませる管理を徹底してきました。
その後変態の時期を経て、体力・モチベーションが削られ、
採卵セットについては”なんとかやっていた”状態であったので、
少しモチベーションの回復の兆しが見られた一昨日くらいは、
今期大丈夫か?という不安が急速に大きくなっていました。

今期の変態の管理は滅茶苦茶に大変で、
それこそ羽化の感動を凌駕した苦痛であったため、
結果が見える100頭はやりたいとして、
150程に抑えたいなあというのが本心でした。

さて、最初に割った麒麟とのコラボは、
2♀とも玉砕、0頭でした。
恐らく、オスの種切れなんじゃないかなぁ、と思います。
メスは別系統で、共に卵は産んでいるものの、
全て黒く小さくしぼんでしまった卵でした。

このスタートであったため、ぶわっと嫌な汗が噴き出ました。
メインラインがこのような感じになったとすると、
来年は悲惨です。

が、本命入魂ラインからが大変なことに・・・・

①今年一番の入魂ライン⇒29頭
②GX50-Gインライン1番メスライン⇒33頭
③GX50-G×GX50⇒26頭

3つの産卵セットを割っただけで、
実に88頭の幼虫を確保、プチは無く、
発注していた菌糸瓶が一瞬で消滅しました。

GX50-Gについては、2ロット目を組んで、
もう解除しているため、これらから更に得られてくるでしょう。

まだ割っていない本命ものとして、
(1)順昌NL最強ライン - 3セット
(2)GX50-G×GX50 - 1セット
(3)GX50-G2ロット目 - 2セット
(4)GX50-G1ロット目別腹 - 1セット

どれも、それなりに産んでいそうです。。。
とりあえず、今年も150頭というおとなしい数をできないかもしれません。
また200レベルか・・・
腹をくくることにします。

復活!

2018.07.18 (Wed)
猛烈なモチベーションダウンで死んでいましたが・・・・
ようやく復活の兆しが。
2か月のダメージの蓄積は尋常でありませんでした。
メールも発送も億劫になり、総じて手がつきませんでした。
辛うじて、採卵セットがダメにならないようにだけ、
手を打っていたような感じです。

今日、16時間ほどの睡眠を取り、
ようやくまともな思考ができるようになってきました。
まだ身体は重いですが、モチベーションをちゃんと維持するために、
今期GX50の最高傑作の撮影を行いました。

GX50-X
18IMG_5677.jpg
流石に最強です。
顎が別個体の物のように主張をしてくれます。

18IMG_5656.jpg
各部が分厚く、弱いところがありません。

18IMG_5654.jpg
胸部から頭部、顎までが分厚く、腹部が薄いです。

IMG_5673.jpg
尋常でない満足感を与えてくれます。

18IMG_5646.jpg
内歯が極めて前方に位置しており、
円錐形状で真上に立ち上がりながら、
とても短い内歯であるという面白い形状です。
既に種親の雰囲気を醸し出しています。
来年のメイン親になる予定です。


今期最後の羽化-やっぱりやらかしたか

2018.07.12 (Thu)
相変わらず春から気分がそぞろなままで、
中々眠れない生活リズムの壊れた日々が続くのは・・・・
GX48A-KCの最後の蛹がいたからに違いありません。

そのGX48A-KCの蛹が、本日羽化をしました。
GX48A-KCで、極太、かつ最重量の個体でした。

蛹化時に、中脚をエリトラにひっかけ、
ひっかかったエリトラの一部が歪んでしまった蛹でした。
健全性は抜群なので、何とか立ち合いたかったのですが、
仕事のタイミングで羽化となり、夜の帰宅に間に合いませんでした。

しかし、流石はKCというところか、
軽度のプチパカで済みました。

GX48A-KC
IMG_557618.jpg
やらかしてくれています。
化け物みたいな顎です。
また、内歯の形状もカッコよく、前を向いているため、
前回の顎強烈個体を超えた個体に仕上がりそうです。


羽先が、0.1mmくらい、少し開くかなぁ・・・位のレベルに
修正が可能でした。ハネの間の隙間はありません。

それにしても、
顎が・・・・・顎がヤバすぎるよ。。。。

予想通りのモチベーションダウン

2018.07.11 (Wed)
菌糸瓶が品切れで、15日から22日の間の到着の見込みです。
従って、割り出しも行えていません。
明日か、あさってに、今期最後の蛹が羽化をします。
これが、本当に今年の羽化のラストです。
よりによって、最強クラスです、顎7mmが見えています。
遅すぎます。
菌糸瓶も、羽化の終了も。

そういうことで、別格レベルの蛹が控えているので、
いつまでたっても2018年度ブリードに力が入りません。
心の中の、よし、ここから切り替えて来年のことを考えよう、
という敷居を跨げていないのです。

そのこうしているうちに、
予想通りのモチベーション急降下が起こっています。
今は、PS4の方が楽しい・・・次にリールいじり、
で、ホペイ、めんどくせぇなぁ。。
すげーーーめんどくさい!やばい!
もはや、来年凄いのが羽化しなくてもいいから、
平和に羽化時期を過ごさせてほしいという。
新たな非生産的欲求の方が膨らみ始めています。

結果が出た年はいつもこう。

蛹化の時期に、うわぁあああやべぇえええ!!と盛り上がり、
不眠で蛹のメンテナンスを行い、
絶対に全て完品に仕上げてやるぜ!と燃える。

で、今度は羽化の重圧に耐えながら、
引き続き不眠で考える人みたいに何時間も固まって、
ひたすら羽化を見守る1か月。

そうして、体力も尽き果て、生活リズムがイカレ、
羽化が終わり、色々譲渡なんかも終わって、
一息、ようやく今年の個体を満喫。

そのあたりから、
あれ?この苦行を、来年もできるのかな?
なんていう途方もない気分になってきて、
山積みの空ボトルなんかを眺めつつ、
湧いてきたコバエにうんざり。
うわぁ、ホペイだるぃ。。。

6月から7月にかけては、お問い合わせも多く、
結果を出さないものを飛ばしたくないので、
必死に組み合わせを考え、云々、結局自分のことをやっていないのですね。
そうこうして、消し炭みたいになってしまっているわけです。

先月までは、割り出しブログの記事なんかを徘徊して、
おぉおおお、いいなぁああ!我が家も爆産するといいな~~!
と思っていたんですが、
この1週間は、うっわ、30頭も採れたんだ・・・・菌糸瓶投入が大変そうだな。。
という感じで別人のようになってしまっています。
ホペイから離れることは絶対に無いので、
今のモチベーションダウンがそのまま行くと、100%後悔する来年になってしまいます。
恐ろしい。

こういう時、やっぱり持つべきものはブリード仲間だなぁと思います。
先日は、GX50-X、GX50-V、GX48A-KCを全てひっさげ、
ホペイ談義+酒に華を咲かせてきたわけですが、
とても刺激になり、改めて自分のホペイの未熟さを痛感しました。

お盆にも、ホペイネタで盛り上がる予定なので、
そのあたりでモチベーションは敢然回復すると思われます。

しかし・・・・お盆の時期にうぉおおおホペイ頑張るーーー!!
となっても、何の意味も無いので、
お盆の時期には、
うぉおおおホペイ頑張って採っておいてよかったーーー!
これが正解の姿でしょう、こうなっていないといけません。
そこまでの修行的日々に1歩を踏み出すことが、
もう、結構なハードルです。

こんな感じでグダグダ言っていても、
今年平成30年は実にメモリアル。

平成30年にして、Head 30mmの夢が実現。
GX50、及びGX50系統は、頭30が出たら、
その親を使ったラインはH30と系統名を特別扱いしようと思っていました。
H30系統、なんて♪

しかし、実際ここまで来てみると、
てきとーに付けたGXという名前に・・・・相当愛着がわいてきていて、
H30とかいう味わい深い系統名よりも、
GX50という意味のあさーい、適当ネーミングの方がいいかな、
なんて思ってしまうのです。

GXのネーミングは、
血統立ち上げ時に譲っていただいたHO8に、GOWASという名前が付いていたこと、
交配したTP:EがX系統であったことから、GXになっています。
ひねりも何もない。
Generation X(世代無限の可能性)なんていう意味では無いです(爆)
それに、50mmのメスをあてたから、GX50、雑なものです。

GX50-X-H30
18IMG_5407.jpg
顎幅7mm中盤を並べても、81mmクラスを並べられても、
全然意に介さない恐ろしい重量・体積の個体です。
この体積感が写らないのがなんとも・・・・。

77.5mm、頭30.1mm、顎7mm中盤、厚5mm中盤、
というところです。
念願の、頭30mmです。

しかし、これを1つのゴールと考えていいものだろうか
とも思います。

この個体の形状は、”素晴らしい優良形状!”という形ではなく、
”これは、これでいい”という形状で、余りにオリジナリティが強すぎる。

古き時代の流行の顎形状のようなシルエットですが、
そこに顎形状に対して全く空気を読まない、
バズーカみたいに前方に伸びた内歯が完全に円錐状に付いています。

頭は30mm有り、70mm台なので、
物凄い縦横比率と言っても良さそうな数値ですが、
胸も、腹も幅広いので、巨頭、逆三角形には見えません。
が、肥大した印象も無く、この顎にして、顎先ビタリです。
まだいけまっせ、という顔をしたなんじゃこいつという個体です。

頭30mmの目標を達成し、一層虚無感に襲われています。
これを、来年出せる気がしない。
来年は、形状重視の方向で出てきそうなので、
一層成虫の仕上がりには気をすり減らします。
そろそろ、産卵セットの♀も取り出さないといけないんだけどなぁ。。


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