2017年度もお世話になりました

2017.12.31 (Sun)
今日で2017年も最後ですね。
今年度も、皆さま大変お世話になりました。
多くを学ばせて頂き、刺激も頂く一年間でした。




さて、昨日まで激務でした。年末は毎年繁忙期です。
27日位から空いてくる電車内の様子に、
お休みに入ってきている方が増えてきていることをうらやましく感じました。
また、やろうと思っていたクリスマスプレ企画も出来ずちょっと残念でした。
今からやろうかとも思いましたが、世間が盛り上がる旬を逃した感じがあるので、
また特別感がある時期に持ち越そうと思います。
そうして、ようやく今日からお休みです。昼まで朽ち果てたように寝ていました。

なんと、
MVP管理をしていたスマトラオスが前蛹になってしまいました(涙)

うそだろぉおおおおおお!?低温ですよ!?
交換直前体重が41gだったので、デカいのは期待が出来ません。
所有感があるのが出てくれれば大大万歳だと思います。

が、この時期の羽化って我が家では絶対にありえないので・・・・・それは嬉しい!
IMG_8681.jpg


2017年はまた、大変意味のある一年でした。
余りの豊作に、「ホペイはもういいかも」と、
9月以降恐るべきモチベーション低下があったほどです。
その頃もホペイに関しての連絡が沢山来ていましたが、
ホペイについて考えるのがしんどいなぁと思うほどの危ういモチベーション低下でした。
それでも、GX48A、GX50-G、GX50(非公開)、K+350は手放せませんでした。

ホペイでは無く、ヒラタ方面から新鮮な刺激を受け、
やっぱりドルクスっていいなぁ、そして、ホペイもまだまだだなぁ、
と感じたところが刺激になって、
現在は昨年に負けない意欲を維持しています。

2013年までは、血統を作るためのパーツを作っていました
GXを初めて作ったのはもう10年ほど前になります。このGXの年も豊作でした。
そして、2015年に納得のいく個体を作出する長期計画を立てました。
そのために、いったいどれほどの投資を成虫にしたんだろうという時期がありました。
即結果を出したいところを我慢して、超太くて濃い血、超頭がデカくて濃い血を作るようにしました。
そうして、2015年GX50、GX48A、GX48B、GX48C、K+350という
現在のブリードの核になる血を作ることができました。
2015年も豊作によるモチベーション低下を感じ、
ブリードが適当になりました。
2016年はロクな個体を羽化させる事が出来ず、羽化時期になって大変残念な気持ちになりました。
その反動で、やり過ぎる勢いで欲張り、体を壊す勢いで管理をしましたが、
きちんと報われ、今年2017年度において、K+350、GX48A、GX50はパワーアップ、
GX50-G、GX48A-KW、NL、TRS48A、TRS50という
入魂できる新ラインを生み出すことができました。



2017年のテーマは4つでした。

・2014年までに行った、限られた条件における特殊交配法は成果を出しているが、
それが本当にその交配法に よるものなのかを検証したい。
また、その結果が普通飼育の次世代で成果を続けるのかを検証したい


・♀の細部ではなく、大まかな分類で外さない方法を検証したい。
 メスはゴツくて太くて巨大なものが本当に良いのか。


・本家越えをしているブリーダーが多くの種において多いが、それは一体何故なのか。
 逆に、超えられていない本家は全く超えられていないがそれはまた何故なのか。


・激太個体になってくると顎形状が似通ってくる。
 太くなれる形状とは?膨らむときにどのような力・圧力がかかっているのか。


どれに対してもデータを得て、それなりの仮説を立てることができました。
プレ企画を2015年から随分やりましたが、そういうデータが欲しかったという背景もあります。
そうして、上手くいっている2015年、2017年ですが、どうしても交配サイクルが隔年になるので、
2014年や、2016年、2018年には主戦力を親にすることが難しいケースが多い状況です。
ですから、2018年羽化ものに全く新しい戦力を生み出そうとしています。

・バカみたいに顎が太いやつ
・なんかすごいやつ
・超頭がデカいやつ
・丸くて太いやつ


とりあえず、こういう感じのが出ればいいや、という感じです(笑)
そういうことで、今年度はGX系ではないものも複数作っています。

毎年、交配の時期まで一生懸命構成を考えます。
構成を考えているのは大抵羽化の時期、最も熱い時期です。
蛹を見て、羽化個体を手にして一喜一憂し、1年の結果に喜びを感じながらその年の系統作成を考えます。
そうして交配させ、割り出しをします。最高に楽しい時期です。
ですから、実際に作ったラインそれぞれに対しては、
「自信しかありません」という気持ちでスタートを切ります。
ところが、この冬の時期になってくると毎年、
「不安しかありません」

羽化の時期には、成功したNLだとかGX50-Gだとか超カッコいいGX48Aだとか、
太さにおいては比類ないポテンシャルを持つTRS系を考えます。
で、こうしたいああしたいとワクワクします。

クリスマス以降になってくると、過去にテロレベルで失敗した、
順昌CUL-Bだとか、AP76Cだとか、JSPだとか、SZGH2-Aだとか、E-CHだとかを考えてしまいます。
今、タイプをしながら、過去の系統管理を見ずにポンポン失敗系統の管理番号が上がってくる勢いで、
恐ろしい‥‥結果でした。何が恐ろしいって、羽化結果もそうですが、
それらが総じて期待のラインであった、ということ
です。

生き物ですから、そういうことって、いつでも起こりうるものです。
インラインでコテコテにしていき、Fも3以降になってくると、一定安心感が出てくるものですが、
今年は約220頭の中に1頭もインラインがいないうギャンブルです。

まぁでも、220頭もちゃんと飼育して、オスも100頭程羽化してきて、
1頭もストックできないなんていうことはないだろう。
と楽観視するしかできない葛藤の多い時期です。

この時期の羽化を満喫されているブリーダー様方が大変うらやましく・・・・・
加温しようかな・・・・という強い誘惑を感じますが・・・・・
とりあえず、常温飼育で冬を堪え忍ぼうと思います。

幸い、幼虫の生育状況は大変良好です。
本日菌糸瓶の様子を確認しましたが、例年よりもキノコが生えなくなりました。
これにより、ボトルラックをガタゴトやる必要がなくなっているので、
より幼虫に刺激を与えず蛹化まで誘導してあげる事が出来そうです。
また、今年度の幼虫達は、
12月を過ぎてもじわじわと食いあげてくる
良さを持っています。
これまでは、12月くらいになると落ち着いてしまって動きが無かったんですが、
夏の1/5位のペースで食いあがっています。

GX50系が食いあがっているのは恐ろしく、30g超えの幼虫達が、
1100㏄の瓶の1/6程を底から丁寧に粘土質の糞で固め上げてきています。
そんなに体重は乗るものでは無いので、おそらくあまり変わってはいないでしょうが、
あれから更に体重を乗せてくるとすると結構凄いと思います。



いろいろいい個体がいるんですが、
今年度の最後はこの個体で締めくくろうと思います。

17-GX50 未公開
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親と相似な個体です。数値、シルエット、厚みまで全て瓜二つです。
IMG_8692.jpg
同個体。

ちなみに、親個体はこちら。
15-GX50
IMG_7717aa.jpg
全体的な図太さは同レベル。

一見、親個体の方がごつごつとしていて迫力があるように見えます。
しかし、今年度のこの個体ほうのが育ちが優秀です。
エリトラも更に安心感を持てるものになりました。
また、バランスについても2代目になり良好になってきています。
似た形質であるため、内部に秘めている潜在能力も同等でしょう。
この個体がいれば、とりあえずどんな形状が欲しくなっても、
アウトでパワーアップしてくれるような気がします。

2018年も素敵な結果が出ますように。

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菌糸瓶交換後編2-♀の交換

2017.12.27 (Wed)
今日は順昌を一つプレで飛ばすので、画像を残しておこうと思います。
順昌NZ 75mm、頭28.1~28.2mm
IMG_8673.jpg


さて、本日ですべての菌糸瓶交換が完了しました。
大変長い道のりでした。。。。
今回オス交換用に注文した菌糸瓶が100本
メス交換用に注文した菌糸瓶が120本でした。

合わせて220本の菌糸瓶を注文し、交換後に残ったものが2本
非常に計画通り、上手くいっていると思います。
IMG_8659.jpg
ずらっと整理された菌糸瓶が清潔な環境に並ぶのは絶景です。
これで一杯やれそうなものです(笑)

真ん中の2列がオス瓶左右の2列がメス瓶です。


さて、私はメス選びはこの菌糸交換段階から行っています
IMG_8654.jpg
ボトルにちょこちょことメモがありますが、複数のメモをボトルに記入しています。
・大きなメスには、「大」
・危うそうなメスには、「△」
・卵巣が大きなものには、「卵大」

など、色々書きこんでいます。

書き込む中で、私にとって大切な要素と、それほどでも無い要素があります。
例えば、卵巣が大きいかどうか、はっきりしているかどうかは重要視しています。
今年は、GX48A-KWの早期羽化を2♀使っていますが、
やはり「卵大」ラベルのメスは爆産しています。
「卵大」ラベルが無かった方の産卵数はそこそこでした。
NLの早期羽化♀も使っていますが、2頭の早期羽化同サイズのうち、
「卵大」ラベルのものを使い爆産結果を得ています。

見るところは細々沢山あり、
頭がどうとか、太さがどうか、形状がどうとかを見ています。
羽化後にそのラベルと成虫の形状、スペックを照らし合わせ、
総合的にポイントが高いものをSランク
総合的に高いが、あと1つほど要素を満たせば満足なものはAランク
標準的であり、特記が無いものについてはBランク
育成過程に何らかのネガティブ要素を持っていたものについてはCランクとしており、
また如何に良い要素を揃えていても不完品な場合はランク外としています。
つまり、幼虫時の評価30%+成虫の評価70%を合わせて♀選別をしています

特に難しいのが、46mm位で、キレイな仕上がりのメスのランク付けです。
こういった幼虫時の要素記録が無い場合は成虫はどれも同じに見えるんですが、
幼虫時の管理要素を見れば、見た目が似通ったメスについても番付が出来ます。

それにしても、今年はメスが多い年です。
こんなにメスが多い年は無かったのではないかなぁ。。
特にGX50-Gについては多数メスが得られており嬉しい限りです。
これで、GX50-Gの気に入った親を2年使うことができそうです。

また、現在たった1頭しか放出していないもの、
1頭も放出していないものとして組んでいるGX50系が大変生育良好で、
オスは30gUPが過半数となっていますが、メスについても大柄です。

GX50系①
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メスは体重は測らないので、ちょっと大き目のものを1頭サンプルとして計測しました。

GX50系②
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こちらも同様です。

みんな大体こんな感じで、これよりもちょっと小さかったり、
少し大きかったりです。

まずは形状最優先で種親を選びますが・・・・
出来ればオスは77mmクラス、メスは50mmクラスを使いたいものです。
さて、あと3ヶ月ほどで蛹化の時期ですね。
メスはこの交換が最後、このまま蛹になってもらいます。
オスについては、重量級を様子を見ながら交換したり放置したりです。
キノコ狩りが大変そうです。。

それから今日はアルキデス第三弾が届きました。
IMG_8678.jpg

IMG_8677.jpg
シルエットは期待通り、凄く面積を感じられる個体なんですが・・・
兎に角薄い!!軽い!重量感が無い!!
ということで、現状のお気に入りは変わらずです。
もっとアルキの太いのを見たいですね~~~!

菌糸瓶交換後編-♀の交換

2017.12.23 (Sat)
来期のブリード計画をいじりまわしながら、
数値と見た目の天秤はどのようになっているものかと、
数式を組んで、今年の実際の羽化個体の数値を入れてみました。

まず、およそ10年前に満足であった数値を基準としてみました。
体長75mm、頭幅27.3mm、顎幅6.2mmという感じです。
この場合の計算結果は、頭部比率は36.4%、顎比率は8.13%でした。

次に、今期バランスが大変良好であると感じたGX50の値を入れてみました。
体長74mm、頭幅27.7mm、顎幅6.4mmといった個体です。
カッコよさは一級品であるが、他と比べると1段劣るというストックでした。
計算結果は、頭部比率が37.43%、顎比率が8.65%という結果でした。

シルエットのカッコよさが抜群でありポテンシャルも十分なTRS50も計算してみました。
先日アップの個体ですが、これについては、
頭幅率が37.16%、顎幅比率が8.92%という結果でした。

怪物水準も測ってやろうということで、GX50-GK+350Aも計算してみました。
GX50Gは、頭比率が39.20%、顎比率が9.33%でした。
K+350Aは、頭比率が38.42%、顎比率が9.34%でした。

計算してみて、私にとっては、
頭部比率27%超え、顎幅比率8.3%位からがOKを出せる個体のようです。
また、顎比率については、8.8%程からかなりの極太、8.9%超えで超極太と呼びたいところです。
9%に差し掛かったところから、顎幅比率については大満足というレベルです。
頭比率については、38%超えは当たり前に欲しいところで、39%が十分満足という感じです。
なんでもかんでも数値にできないんですが、こういう計算は興味深いので、
もっと項目を増やし2018年度羽化個体の管理をしてみようと思っています。
例えば、胸部に対しての頭部の比率だとか、
頭部に対しての顎幅の比率だとかです。

どんどん数式に打ち込んでいって、やはり親はインスピレーションで選別し、
手元に残った個体は、他の個体とどこの数値がどのように違ったのかを見てみたいものです。

【まとめ】
形状については、定量分析ができない部分も多々ありますが、
とりあえず誰にとっても共通となる数値については、
今年度「良い!」と言って頂いた個体達は総じて・・・・
・頭幅比率は38.10%超え
・顎幅比率は8.65%超え、というところでした。





さて、本題へ・・・・。



現在3齢のオスを100頭ほど抱えています。
どれも25gを超えた100頭なので、とても期待をしています。
実際、今年は血統構築の年なので、不安の方が大きいです。

今期はメスが大変多い年です。
メスの割合は過去最高だと思います。
我が家はメスがいつも少なく・・・・オス:メスが7:3くらいが恒例です。
今年は、現在100頭程ストックしているオスに対して、文字色
メスがおよそ110頭ほどいます。
かなりメスが充実しているので、上手くいった場合は2019年のブリードが安泰です。

オークション等での販売を強めに視野に入れるとオスが多い方が良さそうですが、
自己満足ブリードをするにおいてはとにかくメスが多めの方が助かります。
費用も抑えられますしね。

一番のオスを沢山のメスに掛けたい!という願望はこの調子だと叶えられそうです。
あとは良いオスが羽化するかですよね~~~、本当に、どうなるか良く分からない一年なので、
不安と好奇心が7:3くらいの12月です。

今日はそういうことで、積みあがったメス棚を若干処理したんですが、
流石に休憩なしで110頭の♀の交換は厳しい・・・・
現在40頭交換し、結構めんどくさくなっています。
何頭かオスも混じるかな?と思ったんですが、混じりませんでした。
また、何頭か早期羽化もあるかな?とおもったんですが、
こちらもありませんでした。

本日交換の感触としては、

①GX50系
メスがデカい。我が家の♀は大きくならないので、
ゴツク太くデカイ系統でも、メスは小ぶりでおとなしいことが多いです。
やっぱり、デカいメスは交配の楽しみを倍増させてくれるので嬉しいところです。

②Mライン極太狙い系統
安定しています。小さすぎるメスとかがいません。
多くが45mm位でうかしてくるのではないでしょうか。

③MラインKW系
メスが他のラインと比較し、相対的に大きめ。
びっくり巨体もいないが、どれも普通よりは大きい。

GX48-A系
健全、という感じ。
特別な形状やサイズを狙わない健康なオオクワガタを、
ちゃんと瓶交換をしながら育てたときに出てくるようなメス。

⑤順昌NL系、ULSP系

どれも小ぶり。
毎年順昌はこんな感じで、でも羽化するとまぁまぁだったりする。

現在こんな感じで、積みあがった1段を処理完了。
ここから、残りに手を付けていきます。
もちろん、上記以外のラインもあるので、
また違った育ち方も見れそうです。


アルキデスを室外撮影しました。

【アルキデス-85mm、胸36.5mm】
IMG_8642.jpg
胸はやはり相当ありますね。しかし、間延びした印象があります。


【アルキデス83mm、胸35.5mm】現在のお気に入り
IMG_8637.jpg
やっぱこの個体は良い!!
こんもり盛り上がった頭部と、全体的におまんじゅうのような可愛さがたまらん!!


原点回帰

2017.12.23 (Sat)
さて今ではホペイばっかりブリードしていますが、
元々はヒラタばっかりブリードしていました。
マレーオオヒラタのデカい個体とか、実際どうだったんだろうと、
過去に戻ってみてみたい気もします。

ヒラタをやっていた時は、デカい虫が欲しかったので、
そこそこサイズの国産オオクワガタとかもやりましたが、
ホペイってどこがいいんだろうっていう感じでした。

ある日、ホペイも見てみようと江西省井岡山産のホペイを、
3齢幼虫で購入しました。
その羽化個体が非常に美しく、大顎もボリューミーな個体で、
所有感が大変優れていました。
エッジが消失した立ち上がる内歯を有した個体でした。
ほほぅ、こんなに奥深いものか。
そうして、次に得たものが僅か64mmのTP:Eでした。
そのたった64mmの個体が発する威圧感に、
これが70mm台になったらどうなってしまうんだろう・・・・・
というのがホペイにのめり込んだきっかけでした。
TP:Eの次は、75mmのWF3の順昌でした。
これまた大変な重量感で、しかもこの子どもは極めて美形でした。
そういうラッキーが続き、ホペイにのめり込みましたが・・・・

初めて飼育した外産クワガタは、
アルキデスヒラタでした。

70mmの個体を高額で購入しました。
デカイサマールオオヒラタ何かもいたころですが、
体積で!ということでアルキデスヒラタに行きつきました。

大変凶悪な正確な個体で、
指を挟まれてエライ思いをしました。
そのアルキデスとは、初代以来疎遠でした。
数頭♂を羽化させましたが、73mm位のデブデブな個体でした。

そういえば、そのアルキデスは最近価格が暴落しています。
1000円台で80mmが買えるんです。
当時大変な巨体に見えたアルキデスを今手に取ったらどう思うんだろう。

今年は、スマトラともアンテとも縁があり、
どれもいいなぁと感じさせられています。
アンテを見ればアンテの世界の、ヒラタを見ればヒラタの世界の、
ホペイをやっていてはあまり感じないような価値観に触れられます。
そういうのも含めて素敵なホペイを今後も作っていきたいなぁ。

ということで、私が最初に魅力を感じた種を購入してみました。
最初に購入した外産ということは、その時感じた個体への魅力を思いだせるはずで、
そういうのが総じて今のブリードの根幹にある気がしたからです。
アンテの素晴らしい個体を頂き、これに負けない光沢の順昌を作ってやろう、
ということで、ある時から順昌にはアンテ並みの光沢を強く求めています。
マリンドッケの短歯良形を手に取り、胸部の迫力の重要性を北峰に感じるようになりました。
今回はスマトラを手に取り、やはり頭は超大切!と感じました。
とはいえ、それらはブリードしたものです。
ワイルドのアルキデスに心躍ったのは何故でしょう。

アルキデスは胸部で値段が左右するところが大きいので、
胸部比率が大きなもの、即ち数値で選んだものと、
写真を見て、この形状いいな、と思ったもの。
つまり形状で選んだものを2ペア今日受け取りました。
果たして、軍配が上がるのはスペックの方なのか、それとも形状の方なのか?
後日まともな画像を載せますが・・・・

【横幅比率で選んだアルキデスヒラタ・ベンクール】
85mm、胸幅36.5mm

IMG_8617.jpg
いや~~~流石に幅広ですね!
それに、ワイルドだけあり大変健全な雰囲気です。
手の上に乗せて撮影したかったんですが、万が一にもこれに挟まれたくはありません。

【写真形状で選んだアルキデスヒラタ・ベンクール】
83mm、胸幅35.5mm

IMG_8627.jpg
うっは、すごくいい!
やっぱり形状ですね~~~、胸はブリードすればどうせ出そうです。

こういう写真だとどっちがどっちだか分からなくなりそうですが、
上の個体の方が大きく、長めな印象です。
下の個体は、顎が太短く、また腹部も短いです。

さて、アルキデスを手に取った感想ですが、
まず、こんなに肌質が美しい虫だったか!と思いました。
デブい、ゴツイと言われますが・・・・むしろエレガンスを感じる濃い光沢のある黒色です。
ダイオウヒラタのエレガントな黒を、もう少しきめ細かくした感じ。
異端フォルムの前に、非常に美しい黒虫であると感じました。

次に感じたのは、ぺったんこだな!ということ。
腹部がぼってりとしているとどこかで思っていましたが、
むしろ腹部は太く短く、薄い!

そこから、胸部に向かって厚みが増していき、
頭部はかなりの厚みを持っています。

どうやら、私はこの手の隆起が好きなようです。
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ぺったんこの腹、ぐっと盛り上がった胸部、ドカッと両端の張った頭部、
形状は違えど魅力は共通しています。

アルキデスは可愛いペットにして、
この短い顎の奇怪なフォルムで餌にかぶりついてるのを見させていただき、
存分に癒されたいと思います。
これは本気でやっていい虫だよなぁ~~~。。


クロカタビロオサムシ採集-リベンジ編

2017.12.19 (Tue)
前回は気合不十分であったため、
クロカタビロオサムシに出会うことが出来ませんでした。
私は本当にビギナーズラックに恵まれない人なので、
あっさりいってあっさり採れてしまった、という経験はほとんどありません。
調べて、準備をして、期待感と不安感の葛藤を乗り越え、
やりつくして、疲れ果て、悲壮感を漂わせ、神頼みまでして採れるという感じです。
ただ、そうして採れなかったこともありません。
虫の神様は、そういう風に私に恵んでくれているのだと思っています。

1週間煮詰めていたんですが、やはりここはクエストコンプリートをしなければ、
ということで、本日は行ってきました、ガチ採集
獲りに行きました。
特に、クロカタビロオサムシの中でも、
緑が強く乗った個体が欲しい!!という狙いがありました。
やはりオサムシ類なりの個体差があるので、漆黒レベルから緑が乗るレベルまでいるんですが、
しっかりとエリトラの縁に濃い怪しげなグリーンが乗った個体が欲しい。
できれば、大き目のもので。しかし、それほどの贅沢は言えませんね。

IMG_8583.jpg
ポイントは前回目星をつけていた場所です。
昨年の採集で1頭を得る事が出来た場所なので、実績もあり安心感もそこそこあります。
昨年の採集場所より、より粘土質の崖です。

前回の採集では、非常に高い崖によじ登り掘ってみるということもしてみました。
マイマイカブリなんかでは、高いところに越冬する傾向が強い場所があったりするので、
飛翔が可能であるカタビロオサムシであれば高いところの越冬もあり得ると踏みました。
しかし、これは不発でオサムシ類どころか虫自体が出ませんでした。

前回は傾斜の急な場所を掘り、高さも高めのところを狙いました。
今回は傾斜がなだらかな粘土質の崖を狙い、掘り崩すのも足元から掘ってみることにしました。
また、崖の土質についても、かなり固めでねっとりとしたものを狙い、
ふかふかとした、河川敷にあればマイマイカブリが入りそうなところは狙っていません。

開始10分で、ぽこっと穴が空き、だるま型の腹部が見えたような気がしました
気がしたというのは、崖採掘バーサーカーと化していた為、物凄い勢いでピッケルを振っていたからです。
やったか!?と思いました。
やったか!?というのは、狙いの虫が出たか!?
ではなく・・・・つぶしたか!?!?(滝汗)
でした。

が、こういうところは常に運がいいと思います。
狙いの虫を潰したことって、ほとんどないんですよね。。。
ちなみに、採集は採るのが楽しいから行く、ということは私にとって稀で、
その虫が欲しいから行く、という感じです。
完全に飼育目的です。
ですから、潰してしまったり、欠けてしまったら意味がないんですよね。

腹部をこちらに向けていた扁平形状の虫が、
ポタッ・・・・と土砂の上に落ちました。
間違いありません、クロカタビロオサムシです。
それもサイズは大きめ、サイズについては大変贅沢です。
IMG_8575.jpg
よっこいしょ、と起き上がるオサムシ。
うおぉ!!緑だよ!!
微動だにしない虫をよーく見ますが、欠損も無いようです。
無意識なピッケルの軌道修正が効きました。
もう、これで目的は達成です!!
足から10㎝くらいの高さのところから出てきました。
やはり、やや低めのところがいいのでしょうか。
恐らくこいつは♀、できればオスも得たいなぁ。。

その後、引き続き崖を採掘すること30分、
いきなり崩れてきた土の明るい黄土色の上に、真っ黒い物体が転がってきました。
うわぁああああ今度こそ潰しちまったか!?
クロカタビロオサムシは、かなり固い詰まった粘土質のところに入るので、
越冬のための穴もしっかりしています。
それを確認せずざしゃーっと崩れてきたということは・・・・B品?

IMG_8578.jpg
なんとこいつも欠損のない完品!!!
奇跡!!虫の神様ありがとう!!
こいつもメスのようです。

アオオサムシやオオオサムシも好きですし、クロナガオサムシも嫌いではありません。
アカガネオサムシなんて造りが大変渋いと思います。
ただ、それを採りに行くか?というとそうでもないなあ~~~という位置づけです。
ですが、クロカタビロオサムシは私にとって採りに行く虫です。

このエレガントな肌質、反り返った腹部、他にない幅広の個性、
しっかり黒いのに、鋭い緑の光沢がアクセントを添える色彩。
そして、他にない丸い控えめの胸部と、ぐわっと張った肩幅。
正直滅茶苦茶カッコいいし美しいと思う。
渋い色合いなのに、宝石を掘り当てたとしみじみ感じさせてくれます。
また、越冬時に掘り出すと活動を開始しないのもかわいらしいところです。
アオオサムシやマイマイカブリはひょこひょこ動き出すんですが、
クロカタビロオサムシは脚をぴーんと張ってゆーっくり動く程度です。
温めてもすぐには動き出さず、のろ~りのた~りと動いています。
冬ですな!という感じで風情を感じます。

IMG_8585.jpg
また、今日の採集では、アオオサムシが殆ど得られませんでした。
これまでは無数に得られていたんですが・・・やはりポイント選びは、
クロカタビロオサムシ採集ということであれば当たっていたのかもしれません。

これらは全てリリースしてきましたが、数が少ないだけでなく、
どれも非常に似たグリーン、赤っぽいもの等が混ざらなかったのが面白いところです。
右下のものだけ、ちょっと赤銅色が入っていますが、
他はどれもTheアオオサムシという色です。
実は、地元付近では、図鑑のアオオサっていう色はそんなにいなくて、
赤みが強い物とかが多いんですけどね。

ペアとしては得られていませんが、十分満足したので、1時間ちょっとの採集で、
欲をかかずポイントを後にしました。
クロカタビロオサムシはまだまだ個体差を見たいんですが、
蛾の幼虫の発生期に、夏季採集を今度はしてみようと思います。

IMG_8595.jpg
帰宅後の写真です。
個人的にはあまりこの個体の色を上手く写せていません。
かなり緑味の強い個体なんですが・・・。

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未来的なフォルムをしている・・・・。

IMG_8602.jpg
2匹目にも、それなりに緑が乗っていました。
このケツの反り加減がたまらない。

今夜はこれを肴に酒が旨そうです!

来期のライン増設

2017.12.18 (Mon)
ホペイの♀の援軍が届きました。
メスは十二分に確保しているんですが、悩みの種が一つ。モービーディックK+350をどう使うかでした。K+350には強烈な爆発力がある一方で、不全についても発生する為抑えていく改善改良が必要であると痛感した2017年でした。

K+350-A
※極太率80%超、不全率95%
IMG_3548あ
こういうのとか、

IMG_3552あ
こういうのとか、とりあえず太い不全は沢山出ました。

顎の形状も、カッコ良いものはとてもカッコいいので・・・・・
IMG_3453あs
圧倒的な体重で仕上がり、ずおおおおお、と頭を起こした・・・

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凄い頭部と背面の起こりでインパクトを与えてくれたこいつは使いたいところです。

とりあえず、超健全なK+350の♀は過剰にストックしており、
この形状はなんとかつなげていきたいところです。
しかし、理想はこの形状に更に改良を加えていきたい。

とりあえず、顎形状のカッコよさでは間違いなくTRS50は頭一つ抜けています。

TRS50
IMG_4520あ2
こういった感じの張り出し、内歯の立ち上がりを強めていきたいものです。
そうして、K+350には、新しい血を導入します。
総じてTRSの血を入れていきます。TRS系は不全率も低いので安心です。

昨日、久しぶりにTRS50の我が家に残っている個体の撮影を行いました。

TRS50
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腹部が滅茶苦茶しまっており、非常にカッコよくなっていました。

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顎の体積もさすがというところです。
中々に、丸太顎をしています。

方向性も似ているので相性が良さそうです。
K+350はエッジが思いきり効いており、
TRS50はエッジが消失しています。
どちらも内歯は前方に立ち上がるので、
ムリなく顎の調和が取れそうです。
この手のラインを、増設しようと計画を再構築しています。



難しい時期

2017.12.15 (Fri)
知人に送りたい順昌をどうしようかと悩んでいる今日この頃です。
今期羽化を楽しんでもらえそうな幼虫を見ているんですが、
ブリードルームはまだまだ完全に片付いていないですし、
中々身動きが取れていません。
♀150頭の交換も行わなければいけません・・・・

最近朝寒いので、スイッチが入らないんですよね。
そのまま、色々が後ろに倒れていってしまいます。。

12月から3月は厳しい時期です。
定期的なキノコ除去、そして瓶を振動させないという配慮。
この地道な作業を断続的に行っていく。
その合間合間に存在する暴れのリスク。
瓶を触りたくないという理想と、管理のために瓶に触れなければいけないという現実。
そういう色々がめんどーな時期です。
「どうだろう!?」より、「大丈夫か?」の気持ちの方が大きい時期です。
ここでモチベーションを下げずに乗り越えられるかが毎年のネックです。
結局、冬を超えるということは虫にとっても私にとっても大変です。

たまにはホペイに触れておかないと・・・・
と撮影をしましたが、外が寒すぎますね。。
若干凍えました。

【準種親 順昌NL 75mm程度、頭28mm中盤、顎6mm後半】
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羽化した瞬間、腹部が小さいなぁ!と思いました。
そうして、羽化後はやはり順昌並には大きいな、とも思いました。
久しぶりに掘り出すと、やはり腹部はギュッと締まっていました。
この順昌は種として使いませんが、眺めて楽しんでいます。

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頭幅以上に顎が外側に張っています。
張り出しもそうなんですが、張り出してから更に外側に広がる形状です。
また、内歯がとても長いのが特徴で横から見てもカッコいい個体です。

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思いきり湾曲を満喫させてくれます。

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あまり撮らない威嚇姿勢です。

来期以降も順昌は絶対に頑張りたいと思います。

2018年羽化予定系統について綴る

2017.12.14 (Thu)
今期、アウトで新ラインの立ち上げを狙っており、
どれも色々な可能性を持っている状態ですが、
期待と実態がズレてくると思うので、その際に思い返せるよう、
血統をまとめておこうと思います。


①TT3270
極太縦横比率最大の湾曲短歯♂と、TT32Sのメスを交配したラインです。
オスラインの危なっかしさをTTがやや緩和してくれることを狙っています。
太く湾曲した短歯を狙っていますが、種♂よりも羽化個体がマイルドでも
いいと思っているラインです。
形状が危なっかしい限りは、それ以上の数値アップが難しいと感じます。
そこを湾曲短歯を残した状態でクリアしたいという期待を込めているラインです。
沢山採れました。

②TT1870
極太縦横比率最大の湾曲短歯♂と、TT18のメスを交配したラインです。
オスラインの危なっかしさをTTがやや緩和してくれることを狙っています。
太く湾曲した短歯を狙っていますが、種♂よりも羽化個体がマイルドでも
いいと思っているラインです。
TT18は好みにストライクであったため、TT3270よりもフォルムについては、
所有感があるものに期待をしています。
このラインは、そんなに沢山は採れませんでした。

③PSR77
極太工具タイプの77mmと、PSRを交配したラインです。
PSRのゴツく、厚みのある形状と、77mmのゴツさを合わせ、
ゴリゴリ極太を狙っているラインです。
特に、顎の縦方向の厚みに期待を寄せています。
フォルムとしては、顎先が入るような形状になってくるのでは・・・
と予想しています。
また、♂が大型であったため、それなりには大きくなってほしいラインです。
現在体重を乗せています。
まともには採れていますが、多産ではありませんでした。

④M44S
超極太顎の親と、GS44の♀を交配したラインです。
GSは累代が重ねられ、より洗練された形状になってきていたため、
極太率はやや低くとも、激太レベルが完品で手に取れるようにと
いう狙いで作ったラインです。
したがって、メスは非常に仕上がりの良い美しいものを使っています。
少数しか採れませんでした。

⑤M48S
超極太顎の親と、GS48のゴリゴリ極太逆三角形♀を交配したラインです。
M44Sとは異なり、無茶をしているラインです。
顎数値のみに期待をしており、激太でカンピンが1,2頭出れば上々と
思っている爆弾ラインです。
あまり多く採れませんでした。

⑥GX48A×GS
48Aは、とにかくカッコイイ。
【GX48A 73.7mm、頭28.2mm、顎6.5mm】
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この究極バランスをそのままに、極太率の安定化を図ったライン。
一番期待のメスを、一番★に近いオスに掛けたところ爆産。
メスをヘルプで送った先でも爆産。
育成も健全で、軒並み30g付近の幼虫が出ているライン。
バラつきが出てくることが予見されるが、多く採れているために選別も容易で
あると考えられる期待のラインです。

⑦M北峰×GX48A-KW その1
M北峰の顎幅を0.2mmダウンさせ、カンピンの量産を狙ったライン。
圧倒的な羽化力を持つKWのメスを交配。
良く産み、体重も上限よりも下限が大きい感じで育成良好。
極太は率は分からないがどうせ出るだろうというライン。
顎が下方に湾曲する異形形状で数値を乗せて欲しい期待のライン。
また、2018年度KWを親にするにあたり、
一足先に羽化した♀を使うことにより様子見も出来る大切な系統。
ひとつは、大型美形、一切のゴリゴリ感の無い♀を使用しています。

⑧M北峰×GX48A-KW その2
M北峰の顎幅を0.2mmダウンさせ、カンピンの量産を狙ったライン。
圧倒的な羽化力を持つKWのメスを交配。
良く産み、体重も上限よりも下限が大きい感じで育成良好。
極太は率は分からないがどうせ出るだろうというライン。
顎が下方に湾曲する異形形状で数値を乗せて欲しい期待のライン。
また、2018年度KWを親にするにあたり、
一足先に羽化した♀を使うことにより様子見も出来る大切な系統。
もう一つはゴツイ逆ハ入りメスを使用、ゴリ♀と美♀、
どちらが結果が良いかも見極めたいところです。

⑨GX50×G
GX50-Gの再来を期待したライン。
案の定体重の乗りがダントツで悪い。
しかし、2016年においてはこの体重の乗りの悪さゆえに、
GX50-Gは大失敗だと思ってのどんでん返し。
同様の育ち方に少しは期待が膨らんでいるラインです。

⑩GX50×M その1
GX50×極太系は結果が良いようなので、
であれば滅茶苦茶顎が太いのを交配してやろうというライン。
徹底的に採っています。
体重の乗りが過去最高であり、実は顎幅ではなく、
頭幅記録を塗り替えるのではと最大の期待を寄せているライン。
1頭しか出していない。

⑪GX50×M その2
GX50×極太系は結果が良いようなので、
であれば滅茶苦茶顎が太いのを交配してやろうというライン。
徹底的に採っている。
やはり体重の乗りが過去最高であり、実は顎幅ではなく、
頭幅記録を塗り替えるのではと最大の期待を寄せているライン。
1頭も出していない。

※2016年交配時においては、GX50にはそれでも短歯湾曲系をかけた。
今期においては、やや長めの顎で極太を掛けている。
どう出てくるのか推測もよくできていない。

⑫ULSP改
ULSP=76U-Limited-Inlineは、そろそろ累代に弊害が出てきた。
ULSPはやはり異形と言って良い工具フォルムを有すようになってきた。
固定率も良い。よって、このULSPを健全化させようとしているライン。
♂親には73Cを使用しています。
この73Cは、仕上がりが良く隆起も無さ過ぎてのっぺりしているため、
写真写りが大変よろしくありません。
しかし、軽く28mmを超えてくる頭部、短い顎、締まった腹部を持っているため、
次世代では76Uの派手さが影をひそめる可能性はあるものの、
健全でカッコいい順昌が出るかもしれないと期待しています。
ただし、そういう期待で交配し、逆三角形どころか三角形極細を量産したことが有ります。
その順昌は、75mmでダイオウヒラタ並の腹部を持っていました。
転ぶかもしれませんが、そういう踏切も大切ということで行っているラインです。

⑬73C×NL
今期驚異的な成功であった順昌NLの早期羽化メスを使用したラインです。
NLは体重もそれなりに乗せてきました。
こちらも体重をそこそこしっかり乗せてきています。
とりあえず、今期の順昌については、73mm以上の体格と、
兎にも角にも順昌でしか出せないカッコよさを求めています。
77mm級の怪物は出ないかもしれませんが、
アウトでNLを使った時、NL系個性がどこまで発現するのかの一端が知れる、
大切なラインです。


我が家のホペイは、TP:Eの威圧感を大切に交配を重ねてきたため、
エリトラに美しい縦じまが出るものが少なくありません。
ですが、2017年12月になってから、三国志系のような、
とても美しいエリトラが欲しいというようにも思い始めました。
アンテやスマトラの極太個体が、頭を持ち上げるときに前胸背板付近のエリトラに
皴を作るように、巨頭個体はこういった皴を作る節があります。
例えば、今期のK+350-Aや、GX50-Gは、羽化直後は本当に美しいエリトラです。
が、頭を持ち上げるときに三角板付近に隆起が出来ます。
2018年度羽化予定の系統には、GXが入らないものもそこそこあります。
ですから、GXが入らない系統については、
いくつかから美しいつやっつやのエリトラが出てもいいかなぁ、と思っています。

少し余談ですが、私の把握している限り・・・・・
TP:Eとは、単に頭がデカい血統というわけではないと感じています。
沢山のTP:E、及び複数のSRを手にし、
TP:Eは、
縦に短く太い腹部を持ち、大変広い胸部を有し、それに負けない頭部がある」個性、
というものだと感じています。
よって、我が家の個体群は胸もそこそこあります。
胸が幅広すぎるものもたまにでますが、
胸に厚みが出る為、普通サイズの旨で有った場合、体高が出て非常に所有感があります。

そうではないホペイも欲しいなぁと思っています。
胸がギュッと締まり、頭が27mm台でもしっかり大きく見える。
そして、顎がカッコイイ、そういうタイプのホペイも出てほしいと感じています。

以上、2017年12月時点での期待の記録です。
当然、この期待以下も出るでしょうし、期待以上も出てほしいところです。
しかし、私の病気は、
期待とも予想とも違う個体を見たい、という願望にあります。
うわぁ、こんなのもアリ!?なんていう驚き、今年はあるのでしょうか。
2017年の蛹化初回は4月でした。
ということは、3月には前蛹が見れるかもしれません。
来年の不眠の覚悟を、そろそろ決めなければ…です。

遅すぎるオサ掘り

2017.12.12 (Tue)
毎年10月下旬にはオサ掘りに行っているというのに、
今年はこれまた非常に出遅れた採集でした。
8月から釣りに没頭していたのがありますね。

スモールマウスバスについては超鉄板を把握できてしまったので、
最近は気軽に合わせとファイトを楽しむことができています。
が、流石に50アップを2ヶ月で3本釣ってしまうと、
少し目標意識がぼやけてしまいました。

釣り方が良く分からなかった8月、
小バスが釣れるようになった9月、
30アップが釣れるようになった10月、
40アップを連発した11月、
と、熱い展開があったんですが、
50アップを連発するはずもないし、寒くなったので辛い。

オサ掘りに至っては、絶対に行きたくない勢い
ではあったんですが、ちょっと、毛色の違うクロカタビロオサムシが見たいなぁ・・・・
と、リハビリがてら気軽に近くの里山まで行ってきました。
このところ採集熱があがらないのは、九州で巨大マイマイをゲットできたというのもあります。
あれよりデカいのは採れないだろうからなぁ。。と思ってしまうわけです。
ただ、このままだと、あのマイマイ掘りの楽しさを忘れてしまうんじゃなかろうかとも思うのです。
とりあえず、オサムシ臭を嗅げばスイッチが入るんじゃないか?
ということで、ふらっと手軽採集に乗り出します。

釣りを久しぶりにすると、
池や河川周辺を棒を持って歩く独特の筋力や体力が低下しているのを感じます。
水辺特有の環境下で長時間頑張れる服装についても忘れていたりします。

同様に、オサ掘りも久しぶりに行うと、
斜面にへばりついて崖を崩すための独特の筋力や体力の低下を感じます。
また、装備についても、連戦を重ねているときほどの配力がなくなってくるので、
例えば今日であれば汗拭きタオルを忘れたり、
採集した個体をその場で磨くブラシを持っていってなかったり、
溝から引き出すピンセットを忘れたりしますね。
ということで、今日は感覚をもう一度復活させる感覚のだらだら採集です。

開始30秒でアオオサムシが出てくれました。
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私はオサムシ類のこの腹部の色が大好きです。
光沢があって、洗練された感じがある。
黒いけれど、自然の中ではとても目立つ色の腹部。
これが見えると、やった!となります。

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茶色系、赤系、緑系といろいろ色が出たんですが、
とりあえずザ・地元のアオオサムシ、という色のものを撮影しました。

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褐色の景色の中で、明るい金属光沢が出てくると、
はっとして楽しいものでした。

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が、800㏄のボトルが半分埋まるほどにザクザクとれるので、
だんだん・・・・飽きてきてしまいました。。

アオオサムシは、キレイな空洞を土の中に作っていて、
その中に鎮座しています。
崖を浅く崩して、これをずるっと引き出す・・・・ことの繰り返し。
クロカタビロオサムシは現れないし・・・・・
と思いきや突然・・・というドラマの気配も無いので、
今日はほどほどにして撤収です。
なんでしょう、釣りにしても、虫採りにしても、採れる気配っていうのがあるように思います。
今日は取れるような予感が無くて、景色も寂しく映る感じでした。
その日のバイオリズムやテンションにも寄るんですが、
その環境に今日はクロカタビロオサムシはいなかったんでしょうね。
次は、別のポイントを攻めてみたいと感じました。

帰りにいくつか場所を物色して、
それなりに掘れる崖を見つける事が出来ました。
これらには手を付けず、今度テンションマックスの時に崖採掘マシーン化して、
掘ってみたいと思います。





帰り道、それにしてもあんまりテンションが上がらないなあ。。
あ、今日は掘り出し即ボトルへ収納という繰り返しで、
オサムシ臭をまだ嗅いでいないからかもしれない!!
と、リリース前にボトルを開けて顔を近づけ、オサムシをつついてみました。
・・・・
ぐわぁあああ!!くせえええ!!ギンナンシュウがするよ!!
と思っていると、
やはりオサ掘り熱があがってきてしまいました







帰宅後ウェブでマイマイ採集の日記なんかを見ていると、
うわぁああああマイマイ掘りてぇえええ!!!
というモードから抜け出せなくなってきています。






来期の膨大なブリードの為に、
今から資金を徹底的に節約しないといけないんですが・・・・







「今期手に入れた折りたたみ自転車で、キタカブリを採掘に行くか(ワクワク)」
から始まって、
「兵庫県三木市とかいいな・・・・・・(ぐふふ)」
だとか、
「木曽川付近のでっぷりマイマイもうまそうだな・・・・・(うひひ)」
だん、
「ネットに採集記録が無い川に行って、ネットサーフで見れないフォルムとか出ないかな(うほほ)」
とかなってきて手が付けられない雰囲気になってきます。

気が付けば、
銀行口座の残金を見て、来期のブリード予定の資金を確認、
総じて、採集に行くのには問題ないではないか!
という病気になってしまっています。

とりあえず今週から来週にかけては採集に行けるスケジュールではないんですが、
できれば年内に一度マイマイは掘っておこうと思います。

アチェブリード計画

2017.12.10 (Sun)
ブリード計画のエクセル表とにらめっこを続ける今日この頃です。

2016年の12月・・・・つまり1年前に作ったブリード予定表は、
2017年の実際のブリード組み合わせと総じて異なっています


つまり、1年前の私も・・・・・この時期にうんうん悩んで、
あれを掛けようかこれを組み合わせようかと思い・・・・
そして2017年度の蛹化を見ながら交配計画を確定させたのでしょう。
交配をさせるまでに、約4か月程悩んでいたと思われます。

2016年の12月の採卵予定数は、380頭でした。
それが、色々練りまわした挙句、実際は250頭の飼育となっています。
当初は工具フォルムの77mmをメインで使っていく予定でしたが、
GX50の♂、GX48Aの♂が翌年も活躍できたのでGX系を増やすこともできました。
また、M系の参入により、大きくブリード計画が変わったという背景もありました。

やはり、主軸は怪物個体の量産であり、
顎幅7mm水準や、頭29mm超えを狙っていく方向性です。
が、2017年羽化においては、
やはりゴロンとした縦横比率の半端ない胸部の分厚い湾曲型を作りたい・・・・
という思いがあり、そういうラインも作っています。



現在仕上がってきている交配計画だと、
2018年度採卵予定数はホペイで21系統、335頭です。
来期はインラインもそこそこ行いますが、我が家の系統内アウトを引き続き行います。

GX48A、GX50については、まだ改善の余地があるため、
血統と呼んでも問題ない水準までは改良を加えていきます。

それなりに良い個体が出たラインに更に改良を加え組み合わせをいじっていくことには、
結構勇気がいりますが・・・GX50-Gのように、好みに完全ストライクになるまでは、
新しいことを続けていこうと思っています。

GX48Aはフォルムにおいて一つの理想に近づき、GX48A-KWは、
育ちにおいて理想に近づいてきています。
K+350は怪物性において最高水準をたたき出してきていますが、
もう少しばかり洗練された雰囲気を持たせてあげたいなぁ、と思っています。
厚みも欲しいです。

それから、スマトラオオヒラタ・アチェをちょっと本腰を入れてやろうと思っています。
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先日オオヒラタやりたいな~~と、入手したもので、とても気に入っています。
96mm程で、顎幅は13mmをサクッと超えています。
記憶にあるのは、13mmに行ったら凄いっていう時代なので、
オオヒラタの進化はすごいなぁと思いました。

本日、援軍を頂いてしまいました。
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90.1mmで頭が35.1mmもある!!
すっげぇ!


死んじゃってるように見えますが、外が寒すぎて、
到着時仮死状態になっていました。
どうせ暴れると手が付けられない種なので、カチコチである内に撮影をしました。
今は磨かれてピッカピカになっています(笑)

IMG_8439.jpg
凄く分厚くて、重い!
こんな虫が地球上にいるんだぁ・・・・!
と、国産オオクワガタ以上のサイズを手に取ると、いつになっても思いますね。

IMG_8438.jpg
こんなゴリゴリマッチョヒラタをやらない手は無いので、
上の個体と、下の個体で、2♂体制で真剣にヒラタをやってみようと思っています。
来年は大変そうですが、何より楽しみです。




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