FC2ブログ

Sマウスバスリベンジの9月

2017.09.28 (Thu)
ヒドイ連休でした。
昨日健康診断があったんですが6kgも減量していました。
9月は食欲の秋ということで飽食の限りを尽くしていたので・・・・
間違いなく連休ひたすら河川敷を駆け上り駆け下りの結果の減量ですね。
釣りは物凄く健康なのかもしれない・・・(笑)

さて、川バスのリベンジはできたのかというと、
できました。

この夏ワームの面白さを覚えたので、
1年ワームのみを投げ続ける予定でしたが、
イモドリフトでも、スプリットでも、スモラバでも全く反応が無くなりました。
あんなにバイトが沢山あったのがウソのようです。

川を観察していると、
時折ボイルがあるんですが、
こんなところにこんなサイズがいたの?
というような30~40クラスが、突然気が狂ったかのように小魚を追いまわし、
小魚がぴょんぴょんと水面を跳びながら逃げていき・・・・
最後パフッとか、ボフッとかいって食われます。
また川面はしーんとしているんですが、
ふとした時に急に水面がうねって、同じことが起きます。
コバスも同じことをやっているようです。
何かに思いきりスイッチを入れられて、グワッと動き出すようです。

最初はベントミノーを投げてみたんですが、反応はありませんでした。
川の上流で、弱ったアユが素晴らしい動きをしていました。
その横にバスが漂っていましたが、無視でした。
が、そのバスは水面で小魚がぱちゃっと跳ねるや否やすっ飛んでいきました。

最近こういう光景をよく見ます。
やっぱり夕まずめ時が多いですが、日中でもそういう動きをしています。
我が家ではキクラ(ピーコックバス)を飼っているんですが、
こいつは大変魚食性が強く、エビはあんまり好きではありません。
また、虫に至っては非常に嫌いで、すぐに吐き出します。
さらに、魚も元気なもののみを捕食し、弱ったものは食べず、
死んだ浮遊するものは絶対に食べません。

割と元気に泳いでいるベイトフィッシュを食べる方向に、
甲殻類やゴリを食う嗜好からかわったのかもしれないとペンシルを投げてみました。

丁度派手目のチェイスが見られたので、
そこにぽちゃん。

スイスイと動かして、反応が無いので一度止めてみました。
動かしたら食ったりしてね・・・!

バホッ!
うわっ!

2日間の悪夢は、どうせ出ないだろうという思考回路にしてくれていたもので、
ビックリ合わせですっぽ抜けました。
そこそこ大き目のバスだったと思います。

IMG_7593.jpg
直後からバイトラッシュが続きましたが、
10㎝くらいのコバスもつついてくるので乗りません。

これは、シュポッという控えめな音で吸い込まれて、
引っ張ったらぶるぶる感があったというあっけない釣れ方でしたが、
まず悪夢からの解放にほっとしました。

ほどなくして20㎝中盤クラスがヒットしましたが、
思いきり合わせて、合わせと同時に魚が空を舞いバレました。

もうちょっと控えめに合わせよう、
ということで、ばしゃっと出て、重みを感じてから巻き合わせをする感じで・・・
IMG_7595.jpg
これは結構いい、20㎝後半くらいかな、
30㎝は無いですが、よく引いてくれました。

また、浅瀬で水面下がうねり、
カンっとルアーが弾かれ、乗らないかぁ・・・
という落下先で更に食われ乗った個体。
IMG_7596.jpg

その後、物凄いボイルがあり、
真っ黒いデカイ魚体が見えたのでキャスト。
水面がうねり、ドバーン!と来ると思ったんですが、
ちゃぷ・・・・という控えめなバイトで乗らず。
あれ、乗ってたらかなりデカかっただろうなぁ。。

IMG_7597.jpg
キャストして放置して眺めながら煙草を吸っていたら、
いきなりバシャっとでた個体。

どれも20㎝台ですが、痩せていなくて、
メタボでもないしっかりした魚です。

デカイのは釣れませんでしたが、
トップでしたのでとても楽しめました。
11月くらいまでトップが出来そうなので、
しばらくトップ&イモドリフトで攻め続けてみようかな・・・
と思います。

スポンサーサイト

2日間の悪夢

2017.09.24 (Sun)
この間パターンを掴み、心躍る3日間を過ごし、
いつも以上に時が流れるのがゆっくりだと感じ、
そうしてそぞろな気分のまま72時間が流れ・・・・・・
連休になりました。

いやっほぉおおぅ、スモールマウスバスを釣りまくるぞぅ!!
ちなみに、私は40アップは釣れたらいいなという感じで、
デカバスを狙うような釣りはしないつもりです。
とにかく数を上げる、20㎝くらいでも嬉しい。
30㎝一本よりも、15㎝2本の方がうれしいです。

さて、土曜日川に降り立ちました。
なんじゃこりゃぁあああ!!!

凄い濁っている。
カルーアミルクのようだ。
そして、凄く増水している。
足場が無くなっているではないか・・・・。

とりあえず、前回のリグを流してみるも、
まっっっったくアタリが無い。
下流に降りていくも、全くアタリが無い。
イモグラブ30のドリフトを食わないというのはどういうこと??

そうして、15㎞をさすらい、
心身ともにボロボロになりました。

さて、それでも心が折れるまでには至りませんでした。
なんといっても、2連休ですからね!!
今日の環境変化は、明日への学びである。
そう割り切れるのでありますから。


そして、今日を迎えました。
釣り場に到着すると、人がいない!!
しかも、水位は下がり、濁りは消えている。

勝った!!
何に??

謎に焦りながらタックルを組み立て、
投げる。
あら?
投げる
あれ?
投げる
おろ?
投げる
What?
投げる
なんでじゃぁあああああああああああ!!!

魚がいないではないか!
魚がいないのにつれる訳が無い。
魚がいないのにワームを投げるのは、
お風呂にダウンショットを投げ込んでいるのといっしょではないか!!

そして、さすらいました。
今日は32㎞
そして、アタリはありませんでした。


心が折れそうです。
でも、こういうのが燃えるんだよなぁ~~~~~!!!

ビギナーズラックで掘り当てた1頭にして初めての茨城のグリーンマイマイよりも、
リベンジを近いゲットした愛知のナゴヤマイマイの方がうれしいように。

しかしまぁ、ブログを書きながら思いました。
ボーズの記事を上げている方の精神力は凄い。
正直ボーズの記事なんて、当日には書けたもんじゃないですね。
まったくテンションが上がってないわけですから。。
そういう精神力を持った方々が頑張っているので、
私なんてまだまだへなちょこ釣り師ですね。

火曜日、また休みがあります。
絶対にコバスも含め数を上げたるぞーーーーーー!!

1か月の釣果(8月21日~9月20日)

2017.09.20 (Wed)
気にかかっていた幼虫の発送が終わりました。
自分のところの幼虫は菌糸瓶に投入して放置続きです。
多分次の交換の時にいくらか重量級が出てくると思います。
幼虫発送は少し遅れてしまったので自然淘汰で減ってしまったようでしたが、
お二方にお送りして両セットとも18頭だったので、
なんとも言えない平等感を感じます(笑)

結構、クワガタが盛り上がっていたんですが・・・・
このところクワガタ熱が相当に・・・・下がっています。。
8月の採集遠征以来釣り熱が爆発しています。

12年前は、年間300日程度の釣りをしていました。
でも、今住んでいるところはルアーフィッシングには恵まれていないので、
マイマイカブリの冬季採集位の気合を入れないと釣れるところに行けません。
他は叩かれまくってスレ切った場所ばっかりです。

おもしろくないので、日淡餌釣りの方に逃避していました。
昨年の今年の1月より、
・カワムツ系
・オイカワ
・ウグイ
・ゴリ系ほぼ全種(ドンコが釣れていない)
・カマツカ
・ドジョウ
・ホトケドジョウ
・マブナ
・ギンブナ
・キンブナ
・ヘラブナ
・ルリヨシノボリ
・鯉
・錦鯉
・モツゴ・・・・・・
と、相当な種類の日淡を釣りました。
全てウキ釣り、スピニングタックルでの確保でした。

餌釣りも中々乙で、「今日はこの種類を狙おう」とか思って、
仕掛けを作ってやっていました。
意外と手ごわかったのがウグイで、20㎝オーバーのウグイはかけるまでが
大変でした。水槽で一時的に飼ったんですが、
戦闘機みたいなカッコいいやつでした。

悔いが残るのは、ドンコとタナゴですね。
タナゴは惨敗でした、仕掛けがダメでしたね。
この2つと、ギギとオヤニラミ位が釣れていないのかなあというところです。
全て、サシとブドウ虫で釣りあげました。

ウキの動きと、合わせたときの手ごたえが病みつきでしたが・・・・
でもやっぱり、魚が食った瞬間をダイレクトに感じられるルアーフィッシングの
魅力は心の中で消えませんでした。

九州でワームを教えてもらいました。
ワームは、良く分からなくて、しかも成功体験が乏しく、
さらに種類も多いので嫌だったんですが・・・・
ワームで相当な数を釣り、少し感覚を持つことができました。

さて、地元のフィールドで通用するんだろうか、
ということでやってみましたが・・・・
IMG_7190.jpg
いきなりしっかりしたバスを釣ることができました。
8月21日の魚です。池に到着後15分程度で上げました。

それ以来釣りに焦がれすぎていまして・・・
IMG_7206.jpg
休みの度に釣りに行くようになっていきました。
これは8月25日の休みの時の魚です。
岩の陰から追ってきてバクリ。
視界が悪い場所だったので、食ったか?という緊張感と、
合わせたときの手ごたえの嬉しさが最高でした。

IMG_7210.jpg
同じ日に2匹釣る事が出来ました。
サイズも中々良くて、ブラックバスってかっこいいなぁと、
しみじみ眺めてしまいました。

IMG_7444.jpg
覚えたセンコーだけで釣っていたんですが、
ファットイカもいいよ、ということでチャレンジしてみて釣れた個体。
ガッツリ上あごにオフセットがかかってくれたので、オフセット疑心が晴れました。

IMG_7445.jpg
ガッツリフッキングです。
9月3日頃の釣りでした。

釣れる釣れると言われてるイモグラブでまともに釣ったことが無かったので、
また1週間のワクワクを堪え忍びながら日々を過ごし、
9月7日に釣った魚がこちらです。
IMG_7466.jpg
藻がひどかったので、藻を引っ張ってこない形状のイモグラブになった訳ですが、
藻の中でゆすっているといきなり飛び出してバックリだったのでびっくりしました。
これもしっかりフッキング出来ました。


それでも、
十分に面白く・・・は無いなぁ。。。というところでした。
結局、この釣り場って釣れるところが決まっているし、
人が凄いいる。。
その内同じ魚をローテーションすることになるんだろうなぁ。。。と。
どんなのがかかるか分からない?という点が欠落しています。

地元のスモールマウスバスは確かに急増しているとして、
流れも強いので良く釣り方が分からない。
餌で1日20匹くらいの7㎝から10cm位のを釣ったことはありましたが、
ワームで食ったのを感じて、頃合いを見計らって合わせるという楽しさはありません。

スモールはいいや、やりたくない。
という気分だったんですが、なにせ尋常じゃなく多忙で、
祝日も出勤な日々なので・・・・
気軽に行けるところでの釣り方は見つけておきたい。
ということで、4万円分も地元スモールの鉄板を見つけるために、
ワーム・シンカー・フックを購入し試しまくりました。
昨日の16時までかすりもしない・・・・

周りには釣り人が凄く沢山いて、
でも朝から誰一人としてヒットさせていない。
ヒットしたら、すぐに話しかけてリグやワーム、カラーを聞きたかったんですが。。。
しかも、昨日は活性もそこそこ高く、すぐ目の前でバスの捕食を頻繁に見かけました。
3㎞の道を歩きながら色々考え・・・・・
最後ダメもとでやった仕掛けが爆発。
1頭目からウソのようにアタリがあり、2頭目でもすぐにアタリが。

IMG_7500.jpg
この釣り方かぁ・・・と感じさせてくれた1匹目

IMG_7502.jpg
目を真っ赤にして怒っているゴールデンタイプ。

IMG_7503.jpg
やっとかかった餌ではヒットしなかったサイズ。
22㎝くらい。
引き込みが素晴らしくドキドキ。

IMG_7504.jpg
30㎝ギリギリ位のもの。
思いっきり合わせて上がってこなかったのでとてもハラハラしました。

IMG_7506.jpg
綺麗な魚だなぁ、と思います。

IMG_7507.jpg
こっちはブラックタイプですが、
ブラックタイプの方が渋くてかっこいいと思う。

IMG_7508.jpg
これは茶色っぽいやつ。
かなりガラが個体によって違って、そこも面白いですね。
今回はガッツリシマの入ったものは釣れませんでした。

IMG_7509.jpg
日没後も粘っていたらナマズが釣れました。
かなりデカくて、暗くて見えないので、
40アップのスモールが釣れたと大変興奮しました。
ナマズも大好きなので大歓迎です。

試行錯誤の為のものすごい投資をして良かった。
これで身近なところでしっかり毎休み釣りができるし、
新鮮な魚が回ってくるところだから、どんなのが釣れるかというワクワク感もある!
フィールドも巨大なので、今日はあそこを試してみよう、
なんていうのも面白そう。
そういう楽しみが出来て、ちょっとホッとしています。

九州遠征-マイマイカブリを追うドラマ-完結編

2017.09.10 (Sun)
関東に帰ってきてから、殺人的な忙しさで、あっという間に夢幻想から現実に戻された感じがあります。発送したい荷物も出荷が滞っており、もやもやとしながら流星のように日々が過ぎていきます。

それでも九州、マイマイカブリ採集遠征の感動が薄れることはありません。帰宅し、わずかな睡眠時間の前に水槽の前に立つと、ホペイを手に取ってからでもデカイ!と感じるマイマイカブリが堂々と居座っています。

1週目、手ごたえ無し。



2週目、手ごたえ無し、気力がなくなる。




もう、本当の本当に本心からあと1週にすることに決めました。最後の1週だからといって、確率が上がるわけが無いのです。ただ、同じ確率がもう1回あるだけの話なのです。それが、採集の辛いところなのです。

しかし、その最後でどんでん返しがある場合があるのです。これが、採集の謎、神秘的で中毒性の最も高いところなのです。










山の下から、最後という灯に照らされる数%の期待感を膨らませ見て回ります。しかし、そう簡単にマイマイカブリは現れてくれません。もともと絶対数が少ないのです。車に引かれている個体も見かけません。いくら林道を照らしても、マイマイカブリが歩いているのにひょっこり出くわすという経験もありません。本当に、採りに行かないと出会えない虫、という印象です。最初のポイントは実績もありましたが空振りでした。だろうな、と思ってしまいました。

他のポイントもことごとく空振りです。そうして、それなりの個体が採れたポイントにやってきました。いつもは車から飛び降りるのですが、重い足取りで車から出ます。さて、私は下の方から、同行者は上の方から照らしていくという行動パターンでした。そのポイントは、山の比較的高いところであり、杉の木にトラップをかけたところでした。杉の木はライトで照らすと明るいので、パッと照らし、生き物っけの無いことがすぐに見てとれます。あぁ、残念。次も残念。さて、3本目は・・・・
















というところで、同行者がそろ~~~っと現れました。




YYさ~~~~~ん、あれ、マイマイじゃないですかぁ???








この時ほど心臓が跳ね上がったことはありません。彼は、釣りも上手く、採集も上手。デカイ昆虫を見て、ヌシ的存在の生物を見てきた人です。その彼が、じゃないですか??とそろ~~~っと言葉を吐き出したのです。そのおとなしく繊細な声の裏には、重厚かつ亀裂が入りそうな緊張感が含まれているのです。ここまで苦労をし、ここまで体力をすり減らせ、ここまで精神力を削り、そして巡り合ったマイマイカブリ、普通はテンションが跳ね上がるところです。しかし、その上でこのような表現、これは、大物がかかったのか???

現場数m先へ直行します。いきなり照らして、ポタッと落ちては大変ですから、そろ~~~っと照らします。一体、どのようなマイマイカブリがくっついているのか、見ていない私には想像しかできません。照らすと、黒い塊のようなものがぼんやりと見えました。







あぁ、あれは、
ざんねんながら、バナナトラップの黒化した皮の部分だ。。








確かにマイマイカブリのように見える。
でも、あんなにデカくてデロンとしている訳が無い。
なによりも、幅が広すぎる。当地のマイマイはもっと細身だ。

やっぱり、夜明け方まで山を駆け巡ると目もおかしくなってしまうようだ。
おかしいというより、おかしいレベルの採集をしている自分たちに業がある。

「あ、あれは残念なが・・・・・・






ん?






マイマイカブリかそうでないか、それを夜に見分ける決定的な特徴、それは、マットブラックであるかどうかです。マットブラックなものって、意外と自然に無くて、マイマイカブリは、ワイルドものが木にくっついているときって、雨でも相当なつや消しブラックに見えるんです。なので、木や葉の影がマイマイカブリであると長時間錯覚することもあるほどです。なので、今度は体積があるかどうかを見ます。体積があり、マットブラックな巨大甲虫の陰であった場合、それはマイマイカブリ以外の何物でもないのです。

先ほどのバナナトラップに見えた影は、マットブラックであった。もう少しいうと、少し灰色がかっていた。泥をかぶったマイマイカブリの特徴ではないか!!??





もう一度そろっと照らしてみると、その黒いシルエットの位置が変わっている!!
うわぁ!!!マイマイカブリだ!
物凄いエリトラの広さだ!!!

も・の・す・ご・い、
エリトラの幅!!!!

これがとにかくこの時に感じた大きな感想です。
良くみると、ひえっ、っていうレベルでは無いか!
さて、ここからコンマレベルの思考回転が始まります。


・まず、その杉の木はすぐ後ろが絶壁になっている。
・木の下には、ふかふかの枯れ枝が積もっており、落ちたらアウト。
・その目的の木まで7~10m。
・その場所まで行くために、まず下草を踏み分けなければならない。
・次に、枝を踏みながら接近しなければならない。
・木の根元よりも前は、幸いモグラが盛り上げてくれた土がある。
・その土を踏むことができれば、手が届くところまで無音無振動で寄れる。
・そういうことを考えている間にマイマイカブリは移動をする。
・木の表面は広葉樹ではないため、普通の歩行でマイマイカブリが落下する可能性もある。
 




ライトの輪郭でマイマイカブリの場所だけを辛うじて特定しながら接近する。






俺は生き物ではない。
俺は風であり、木であり、土であり、石であり、
石を持たない天然の無生物である。

そういう存在にならなければ・・・・・。




接近していく。
下草をそっと踏んでいく。
マイマイカブリに大きな移動は見られない。
近づけば近づくほどとんでもない体積のマイマイカブリだ。



枝を踏む。
血よ、流れを止めてくれ。




モグラが盛り上げた土の上に降り立つ。
マイマイカブリの体積が確認できる。
凄い、モンスターだ。
でも、そう思っている自分には生命っ気があるだろう。
無心になろう。
無心になろうと思っているうちは無心になれていなくて、
そういうことを考えているうちはまだ無になり切れていない。



手が余裕で届くところまで行く。
どのように掴むかのシュミレートを無心の中で行う。
体積があるはず、だから、上から抑えつけるのは愚策。
脚力もあるはず、包み込むように、しかし確実に握るように、
かつ落とさないように・・・・・・脳の中で成功と失敗が無限にループされる。







「100%・・・・・採ります」






そう言ったらしい。
その記憶が無いので、本当に無心になっていたようです。








マイマイカブリが、ゆっくりと木の上の方に歩行を始める。
カサカサしていない、のったりとしている。
重そうだ。凄い首をしている。
そして、なんて長い脚なんだ・・・・・。




手を伸ばす。
あぁ・・・・・・できることなら・・・・・鼓動を止めてしまいたいよ。。。。






ガツ!!






まだ叫ばない。
確実に獲物の感触を手の平の中に感じる。
直ぐに、落としても大丈夫な平たい路面に走りでる。


まだ叫ばない。
直ぐにクリアカップに入れる。













よおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっっっっっっっしゃぁあああああやったああぁぁぁぁ!!!!!!








凄いのを採った。
とんでもない量のメタクリル酸と、エタクリル酸を噴出し、
腹部をひくひくさせている、
カップを横にして全貌が見えるマイマイカブリを捕獲した。
しかも、ド・カンピンである。
物凄い巨体である。感無量である。涙が込み上げた。


IMG_7182.jpg
怪物を採ってしまった・・・・!!

IMG_7177.jpg
胸部の立体感が鋭利であり、
かつゴツイ。標高がマイマイカブリとしては高いため、
脚がとてつもなく長い。
しかも、これほど素晴らしい個体ながら、擦れ・欠けの無い、
非常に美しい個体。

IMG_7186.jpg
ムクロの発達が、珍しく、とても甘い個体で、
サイズは60.2mm、前回の個体よりも長さはおとなしい。
しかし、プラカップの中では、前回個体が届かなかった天井に手を伸ばし、
捕まるような脚の長さ、体格の良さを誇る。
どちらが自己ベストマイマイかと言われると、間違いなくこっち。

神様、有難う!!
この採集には根拠はありませんでした。
確信もありませんでした。
でも、奇跡はありました。
福江以外で、このレベルのマイマイを採ることができた。
しかも、山地性のマイマイカブリで!






最後に、約束通り、B品の大型マイマイをリリース。
ゆっくり歩いていく姿に哀愁を感じました。
初めて、採集者として欲望を無くした採集でした。
あと1日やろうと思えばできるけど、
これ以上は無くていい。



最初の個体に地面で飛びついた瞬間、
その時のコマ送りのような映像。
この個体を見たときのエリトラ面積の衝撃。
一生ものです。
プライスレスです。





あぁ、楽しかった。
とても疲れた、凄くすり減った。
でも・・・・・・もうまた旅に出たい!














back-to-top