FC2ブログ

どんなホペイが良いホペイなの?

2013.05.04 (Sat)
「どんなホペイが良いホペイなんでしょうか」、という疑問は良く聞きます。
「このホペイ、どうでしょうか」というコメント付き画像なども良く見ます。

この二つに、模範解答はありません。無いと思います。
でも、私は自分の中でどんなホペイがいいホペイか、という軸は持っています。

正直、私にはもともとあてずっぽうにブリードを行い、いいのが出たら自己満足・・・
という時期もありました。ですが、続けていきたい大切個人的にな趣味にこれではいかんと思ったことも事実。
私は大分の変人なので、気になる個体を2,3頭持って街中をうろうろ。
暇そうな人に声をかけ、「どちらがいいと思いますか?直感で結構です。差支えなければ理由を・・」
とかをやっていました。

結局私は、「クワガタ・虫」が趣味で無い人でも認めるそんなホペイが良いホペイと解釈しました。

今は、クワガタに関係があるない問わず、人の心を動かす個体が良い個体だと思います。
人の心は、今までは他者の・・・・とつけておりましたが今は付けておりません。
自分の心を動かしたなら、以下にロケット顎でも極細でも尻がでかくても良いのです!
もちろん、そういう珍品が好きだから・・ということではありません。
足りないものがあっても存在感を他以上に主張する個体には絶対オーラがあります。
そのオーラは、自然が作ったもので私たちがつくれるものではありません。
自然の神秘に敬意を払いたくなるようなデカさ・太さ・美しさ・形・・・・そういうのを伝えてくる個体、
それがわたしにとっての「良い個体」です。


スポンサーサイト

hopeiブリードに寄せる思い

2013.05.04 (Sat)
このブログを始めるにあたって、
私がホペイブリーダーを止められないことから始めます。

初めてブリードしたホペイは、江西省井岡山産のF3でした。
幼虫購入で育成した個体でした。
雌は最初から落ちており、結局1♂が羽化しました。
70mm弱の成虫で羽化しましたが、ディンプル一つ無い美肌で、
尚且つ顎が綺麗な流線形を描き、重なりが抜群の個体でした。
頭幅等は今からすれば全然でしたが、顎に適度な厚みがあったこともあり、
飼育容器越しに観察したときの存在感は今までのブリードに無かったものでした。

当時はまだオオクワガタの極太物がうん十万円の頃でした。
顎幅6mmオーバーと言えば、もうそれだけで凄い!という時代でしたから、
70mmにして5mm後半の顎を持ち、
極太オオクワガタにありがちな頭部のディンプルが一切無いその生体は衝撃的でした。

それから、ホペイを探しまくりそのような個体を探しましたが、
数年間めぐり合うことなくホペイの種親探しを続けました。
それほどその江西省ホペイの存在は私にとっておおきなものでした。
それまでに、色々な産地をやりました。
福建省建寧というマイナー産地の個体は、ほぼ7mmの顎を持つ個体でした。
裏から見るとヒラタクワガタの顎を見ているようでした。
江西省玉山の個体はとにかくゴツく、実際よりも遥かに重く感じる個体でした。
ですが、そういう皆に見せれば「スゴイ」と言われるようなクワガタ達にも、
あの江西省井岡山の持っていたものはありませんでした。


その後、「コレ」というのにめぐり合うことが叶いました。
まず1弾は福建省建甌F8の個体でした。
顎はどちらかというと極細に入るものでしたが、
圧倒的な美しさと繊細さを兼ねそろえていました。
この個体は超ゴツイ系統と掛け合わせて・・・・・
その後どうなったのか、それはまたの機会に書きたいと思います。

次にめぐり合ったものは、福建省北峰TP:Eという血統でした。
購入した個体は何と64mm。
しかし、その個体を手に取った時の印象は「怖っ」でした。
このあたりから、何が心に残るボーダーラインなのかが分かってきました。
非常に抽象的な表現ですが、その個体自体が発する覇気・・・オーラ、存在感だと私は思います。

それから、顎幅にもバランスにもとらわれず、ひたすら手に取った時の存在感のみで選別を重ねました。
今、わが家には複数系統があります。

前年まで看板血統であった福建省順昌のSZGH2と名付けた系統がまず1つあります。
ド派手極まりない個体が羽化します。切れのいい顎・美肌・面積の広すぎる頭がfunnyな個体です。

TP:Eは撤退を考えたことが幾度もありました。顎が細いからです。
ですが、未だ手元に残っております。
異常な頭長を持っていた76mmからの怪物系と、72mmにして頭が28mmもあった奇跡の妖怪系の、
コラボの最後のTP:Eです。累代も重なっておりますので、E-finalとしていけるところまで行きます。
ここまで個性的になりますと、他血統と合わせた時の主張が強いです。

北峰といえば、「おせんべい」と名付けた系統がございます。
75mm、顎7mm、頭28.4mm、顎厚5.3mmという化け物でした。
案の定すぐ落ちましたが、子孫はきちんと残しました。
それも、TP:Eとの間に子どもを作っています。
子どもは何と、細顎が強いかと思いきや顎は軒並み太いです。
7mmは出そうにありませんが、6mmは普通に行きそうです。
なにより、体長が普通に79mmまで行き、平均も77mmと大型です。
79mmクラスはどのくらい凄い事やら、と思われるかもしれませんが、
残念なことにCBなのでこういった巨大個体は腹部もデカイです。
まだまだ削りがいがある個体です。当然主張が凄まじく「美形」とは無縁の個体群です。

そして、順昌の他の血統が控えております。
今年2013年羽化の順昌達も衰えることのない遺伝の悪さです。
ですが、この遺伝の悪さもそろそろ「良い意味で・・」となりつつあります。
今触れない状態ですが、超幅広の頭からはみ出している程の顎を持っているものがおります。
顎の重さで、顎が斜め下に傾いてしまっております。
身体にゆがみは無いので無事にうかすると思います。
顎はホペイマニア様方には厳しい指摘を頂くであろう完全なロケットです。
でも、こいつは無事羽化すればロケットの中のロケットなんじゃないかと思います。
蛹・成虫を見ていて思います。「やはり彎曲物、顎先が入るものはカッコいい」
でも、わが家ではこういう異端児は即採用です。

なぜなら・・・・・これが本題です。
私がホペイだけをずっとやってきている理由は、「個性的」だからです。
ホペイはとにかく個性的な個体が作りやすいように思います。
アンテみたいなツヤツヤの奴、アルキデスみたいなど太い奴、
クルビデンスみたいな角顎の奴・・・そして、王道の究極の重なりを持った奴。
金太郎飴状態の血統を私は「購入します」。
固定された個体と別血統を合わせて自分好みに作り込みたいと思った時は。

ただ、ホペイだからなんでもあり、という思想な訳ではありません。
一応、出所、産地という二点には縛られてブリードをしていきたいとは思っております。

わが家にはとてつもないものがおります。
福建省北峰×順昌77mmです。この個体はおそらく顎は測り方によれば8mmに届くか・・・
という個体です。でありながら、顎先はピタリ、鞘羽もピタリ、奇跡の一頭です。
この個体は凄いです、誰に見せても凄いと言われます。むしろ、クワガタを知らない人に見せても、
なんだこりゃ!と言われます。圧倒的です。

でも、持っていて優越感を覚えられません。きっと自分の中のルール外の個体だからでしょう。
これからも実験的に繁殖は続けます。
仮に純産地ものからこのレベルが出た時、羽化までに気をつけるべきことなど、
多くを学ばせていただけるでしょうから。

それと最後にもう一つ。
私は先述したとおりクワガタのオーラや所有感の虜になっております。
よって、国産でも強烈なオーラを持ったものがあればやります。
「私はホペイブリーダーだから浮気は・・」とかは考えません。
もちろん、割り出しの日、瓶交換の日は変え、脱走♀は1頭であっても使いません。
交雑を避けるためです。そういう配慮はしますが・・・ホペイ主流だからといって、
アンチ国産なわけではありません。

我が家には国産の良いもの(私見ですが)として、まず佐賀神埼がおります。
完全なばけものです。力瘤のような顎とホペイも真っ青な顎先の食い込みを持っております。
ホペイには無い肌、強烈な内歯でこれをやられると私は真っ青です。
この個体は強烈すぎて手放せません。
今年もごく少数とりました。2♂だけです。
2♂ともに凄まじい顎です。そしてノーディンプルです。
ビビります。国産らしさが、まったくらしくない体格からきちんと放たれているところがまたすごい。
我が家の家宝の一つです。

もうひとつ、下阿古谷産のオオクワガタがおります。
76mmにして顎幅は5.5mm程。太くないですね。
でも、この個体は顎厚が軽く5mmオーバーなんです。
丸太のような顎でしかも長い。ケース越しに見ると、凶器が歩いているようにしか見えません。
迫力と言うか、なんというか・・・・

この二つはブリードしております。

たまに思います、やっぱ国産のほうがいいかな~、
たまにおもいます、やっぱりホペイしかないな!
結局欲張っています。
趣味ですから、楽しくやりたいと思っています。


back-to-top